あらすじ
1万人の歯と口内を診てきた著者の結論!
噛み続けることが出来れば、いくつになっても
脳は生き生きとよみがえる!!
認知症患者さんに奇跡を起こしたのは、医者(私)ではなく、歯医者だったのです。―本文より
記憶力が落ちた。
もの覚えが悪くなった。
ヤル気が出ない。
「なんだか最近、脳が衰えてきた気がする……」
そんな状況に歯止めをかけて、
改善する方法があります。
それが、「歯を守ること」です。
実は、
「脳」と「歯」は、
とても強く結びついています。
なぜでしょう?
それは、「歯」が命を繋ぐために、
必要で不可欠な器官だからです。
私たちは、
生まれてから死ぬまで、
口から栄養を摂取し続けます。
極端な話、
手足がなくても生きてはいけますが、
口がなければ生きていけません。
つまり、「生きる」とは、「食べる」こと。
歯を使って、咀嚼し続けることです。
「生きる」ためにもっとも必要な、
「食べる」機能を最重要視して、
「脳」は、口を含む「歯」の領域を、特別に大きく設計しました。
つまり、「歯」を使って噛むだけで、
脳の広範囲が活性化するのです!
けれど、
歳をとり、
歯が抜けて噛めなくなると、
脳への刺激が減っていきます。
その結果、脳が老化していきます。
しかし──
しっかりと歯のケアをし、
噛み続けるための歯を温存すれば、
いつまでも
脳を刺激し続け、
脳の血流を増やし、
脳を活性化することができます。
噛み続けることができれば、
いくつになっても、
脳は生き生きとよみがえるのです。
つまり、
歯を守ることは、
脳を守ることなのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
歯磨き3分でも短いなんて!
驚き。
オイルでブクブクとか、知らなかった方法がたくさん。
実家の両親にすすめよう。
最近行ってる歯医者さんがいつも話してるが
歯から全身の病気につながるってホントなんだな。
こわいけど、ある意味、知っていたら
健康はすぐに手に入りそう。
Posted by ブクログ
数年前から定期的に歯科検診に行ってるんだけど、歯科検診はいいのです。歯を丁寧に磨いてると褒めてくれる。(雑に磨いてると怒られる)
そんな習慣をイイネと褒めてくれる本。
著者は歯科医かと思ったら認知症医。
歯があることによる咀嚼の刺激で脳が活性化されるそうな。それはそうかもなぁ。
ただ、この本を読むだけで何とかなるというよりは、予防診療に注力してる歯科医を見つけて定期的に通って何とかなることな気がする。
そんな訳で、歯科の定期検診をオススメしたい。
Posted by ブクログ
歯磨きがしたくなり,歯医者に行きたくなる本です。
あと,ガムも買いました。
歯を磨くことが直接的に健康に結びつくというよりも,歯を磨くことによって歯周病や歯を抜いてしまうことを防ぎ間接的に他の疾病を防ぐ効果があるということを理解しました。
子どものときから習慣化させたいですね。
学校でも,給食のあと生徒全員で磨いていたことを思い出します。
歯磨き指導もやりようによっては必要性を伝え,日頃の生活から自分の健康を守る意識を持って歯磨きできればいいのになぁと思うが,それがいかに難しいか。
終盤では,歯医者が老人との社会的なつながりを担う役目があると。
病院の役割は予防のみならず人と人のつながりを保つことも重要であると。
であるならば人と人の関係性に特化した病院があっっても面白そうですね。