あらすじ
【発達障害の人もそうでない人も安心して働ける職場環境を】
発達障害の人はその特性から、職場でトラブルを起こしたり、周囲を戸惑わせてしまうことがあります。しかし発達障害ゆえに、自分だけでは解決できず困っていることも多いものです。
長年、米国生まれのEAP(Enployee Assistance Program:従業員援助プログラム)を用いて職場のメンタルヘルスサービスを行ってきた著者が、発達障害の特性を持つ人への適切な支援・働きかけにより、トラブルが減り、本人だけではなく周りの人もより安心して働ける職場づくりにつながった事例を数多く紹介します。
発達障害を持つ人、また同じ職場で働く人双方の理解を深める一冊です。
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Posted by ブクログ
4月に異動してきた若手と話が噛み合わず、周りもその若手と距離を置いているため、上司にそのことを相談しましたが具体的な解決策が見いだせなかったため自分で勉強するべく読みました。
トラブルが発生する度に具体的な適応行動を示しマニュアル化する、一つの仕事に集中しているからといって別の仕事を疎かにして良い理由にはならない旨伝える等、実際に明日から使える知識がたくさんありました。
最終的には周りが合わせたほうが短期間で適応するとのことでしたが、その若手と距離を置いているどころか苛立っている同僚や後輩に何て伝えて協力をしてもらうべきなんだろうかと悩んでいます。周りのフォローについてもう少し突っ込んだ話が欲しかったなと思いました。