感情タグBEST3
社会をデフォルメ
バケモノが過ぎるけど、容姿で虐められたり、無視されたりすることはよくある。虐められた子がみんな仲良くという偽善の犠牲者になることもよくある。
深いです
短編でも深く広げることが出来るこの描き方は本当に素晴らしいです。
いにお先生の作品はどれも、伝えたいことがはっきりしているのに、そこにたどり着くまでの行程は最後まで読まないと理解できなかったりと、読者を引き込むものばかりです。
正答する上でポッカリと抜け落ちたものを見つけられる作品ばかりだと思います。
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読んでいてとまらなかった。
「この人がいてくれたから今の自分がある」
そんなことを思い出させてくれる漫画。
読んでいると切ない気持ちにもなるけれど、その分周りにいる人たちを大切に出来るようになるかもしれない。
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引き続き・・・ 浅野いにお氏の前回の短編集「世界の終わりと夜明け前(2008)」から10年後、2018年に発表された短編集『浅野いにお短編集 ばけものれっちゃん/きのこたけのこ (2018)』を読んでみた。 タイトル作”ばけものれっちゃん”、”さよならバイバイ”、”ひまわり”が好き。 ”ふんわり男”は・・2016年にサントリーの特設サイト「ふんわり妄想マンガシアター」にて読んだんだよなー。 ”TEMPEST”は・・・ほんと考えさせられますなー。 これからも浅野いにお氏の作品は読んでいこう。
Posted by ブクログ
【文喫にて】
浅野いにおさんの作品に最近触れる機会があったから、思わず手に取ってしまった。
SF要素もありつつ、妙にリアルで人間味がある。
あとがきの感じも好き。
ふんわり男と、Dか好きだった。さよならばいばいの弟が自分の弟と重なって、なんか笑えた。笑
64ページの試し読み、二話分。「おやすみプンプン」で有名な先生だから新しい作品は心を鬼にする覚悟を...だがこの二つの短編は意外と心地良い。いい方向で働いたシニスムと素直さが伝わったといういい話。
Posted by ブクログ
どこかで読んだことのある短編だったけど
ばけものれっちゃんをはじめ
様々な社会問題に提起をする作品、
そして3連作のような形のものなど、
いろいろ挑戦的なものが多くて
浅野いにおさんらしさが出ていて楽しめました。
Posted by ブクログ
ふんわり男シリーズはネットで読んでたときから「かわいいな~少女マンガかよ~!!」とジタバタしていた。
ばけものれっちゃんはあれだ、悲しくなる。ぼくたちは夏にああいうことをやっている番組を知っている。
夏のにおいは魔法少女を二度殺す、は、男性声優の顔がリアルだな。これも悲しくなる。田舎に取り残されたアラサーは磨耗されていくだけ。東京に行ったところでただ心が死ぬ未来があることも知っている。そういう人を何人も見ている。たぶん先輩も心が死んだ人間だ。
テンペストはなんつーかもう。これも悲しくなるわ。もしこんな日本になったら、たぶん私は痛みを伴わない「自死サービス」を受けるだろうな。結婚できる気もしないし誰かに必要とされてる感じもしないし、たぶんそうするな。
きのこたけのこも悲しい。デデデデって感じ。
ドラえもんのやつはとても好きだった。悲しいけど。悲しいの多いな。いにおはいつまで悲しいの?ふんわり男があってよかったよ!!!
Posted by ブクログ
いにお先生の短編集読むこの感じ、スンゴイ久々で痺れた。10年でこんなに描いていたの知らなかったし、10年っていう歳月の単位にも仰天。私はダントツ「ふんわり男」の2人が好きで、卑屈女と空っぽ男の組み合わせが大好きで、メガネ女子とジャンパーリュック男子なら尚更大好物である。それと登場人物に劣らず心の擦れたあとがきの文章も堪らないし、webちくまの日記連載の文章もどうしようもないから欠かさず読んでます。話のエグさが歳をとるほどに受け付けなくなってくるんだけど、とにもかくにも絵が好きなのでオバさんになっても添い遂げてみせるぜ。