あらすじ
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線型代数の最も標準的なテキスト。平面および空間のベクトル、行列、行列式、線型空間、固有値と固有ベクトル等7章の他、附録をつけ線型代数の技術が習熟できる。各章末に演習問題があり、巻末に略解を付す。
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線型代数学の入門
本書は、他の線型代数の本と比較すると古い方である。だから、数学における言葉遣いに当惑してしまうかもしれない。しかし、入門書としてはかなりオススメできる。無駄のない記述のおかげで、ストレスを感じることなく読み進める事ができると思う。良い本である事は間違いない。
Posted by ブクログ
これまで線形代数の教科書をまともに読んだことがなかった。大学の初学年の授業で指定された教科書は興味がわかず、それ以来、線型代数はつまらないという思いが長年あった。ただ、社会に出ての実務で線形代数的なことを必要とすることが案外あり、その時々で適当な本で必要部分だけ読んだ経験はある。
今回、適当に済ませていた線形代数をきちんと取得したいという思いで、定番の斉藤の本を読んだ。読んで正解であった。いやいや線形代数、凄く面白いではないですか。数学の理論でこれほどスッキリと理論構築できるものは他にないのでは。一冊読むだけで、これまでの多次元や行列に対しての苦手意識が払拭され、何でも解ける気になる素晴らしい本であった。
この本(著者)がもっているなにか全体にバタ臭い雰囲気も興味をそそる一因か。
Posted by ブクログ
最初に読んだ,線形代数の本。
10年かかっても、半分も理解できませんでした。
Fortranでプログラムを組んでみたら,
どの原理を理解しても、同じアルゴリズムに落ち着く場合と、
別のアルゴリズムで記述している場合とがあることを経験しながら,
いつの間にか線形代数が身に付いていることに気が付きました。
問題を解く方法だけでなく、
プログラムを作ってみるのも学習方法の1つだと感じました。
Posted by ブクログ
線型代数を勉強すればするほど名著であることがわかってきます。はじめて学習する際にはかなり難しいですが、他の本で一通り概要を知ってから読むとおもしろいです。
Posted by ブクログ
標準的だの入門だの錯乱させたいのか?
間違いなく簡単じゃないし、そもそもの知識がある前提で読むもの。中身については完全には理解できなかった。残念だ。今度また、力をつけてから読むこととする。
Posted by ブクログ
名著かも知れませんが、あまりワクワクしません。
持ってる版が古いからか?
無理してこの本を読もうとしなくても、他に良い本が現在はあるように思えます。
王道は必ずしも、自分にあっているとは限りません。
Posted by ブクログ
2次元ベクトルから始まり、3次元に拡張して幾何イメージで説明しつつ、折り返し点では線型空間で抽象化の概念を挟み、行列式、固有値など、具象と抽象、数値例と概念例をくるくる廻りながら、ジョルダン標準型に至る。理解促進のためのストーリーとして著者が意図した構成なのだろうか。版型は古めかしいが、刷を重ね多くの人に読み継がれてバグは取れているのだろう。線型代数の入門書として、数学プロの予備軍にとっては易しすぎる(説明がくどすぎる)のかもしれないが、似非理系の僕にとっては、「何とか読める」と「難しくて無理」の間くらいの難易度。