【感想・ネタバレ】フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 3 】のレビュー

あらすじ

本コンテンツは単行本「フェイクの時代に隠されていること」を分冊したものです。第三章 フェイクの時代の裏で起こっていたこと を収録しています。


否認(精神分析用語)=あまりにも不快な事実に直面した際に、圧倒的な証拠が存在するにも関わらず、それを真実だと認めず拒否すること。
国会において堂々と嘘をつく人がいて、批判されシラを切り、後にそれが嘘だと明らかになってもまた別の嘘をつく、「否認」が際限なくまかりとおったこの四年間とは、まさに歴史上ありえない「フェイクの時代」の日々であった。はたしてその裏で社会では一体何が起こっていたのか。いつしか貧困と差別が固定化し、分断と格差が際限なく広がる世界ができあがっていたのである。そして、にも関わらず、安倍政権の支持率は30%と高い。それは一体なぜなのか。政界一の論客である立憲民主党幹事長・福山哲郎と、この国に暮らす人の精神の変動を診察し続ける精神科医・斎藤環が、未曾有の四年間、この国で本当に起こっていたことのすべてを解き明かす。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 
 フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

 問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

 フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

 したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

 

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2018年11月14日

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