あらすじ
「宇宙が暗いなんて当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。確かに私たちは毎日、太陽が沈んで夜になると、空が暗くなることを知っています。この夜の暗さこそが、「宇宙の暗さ」です。この当たり前に思えることは、じつはとても不思議なことで、「無限の空間に無限の恒星が一様にばらまかれているとしたら、空は全体が太陽面のように明るいはず」という問題として、オルバースのパラドックスと呼ばれています。本書では、さまざまな角度から「宇宙の明るさ」について迫ることでその疑問を解き明かし、その過程において、宇宙に関する基礎的な知識も自然に学べるようになっています。
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Posted by ブクログ
宇宙はなぜ「暗い」のか?レビューで語るわけにはいかないですが、宇宙のことを初心者でもある程度わかるように、やさしく説明されています。例えば、「空気のない宇宙でどうやって太陽のように星は燃えているのか。」言われてみると、ほんと不思議ですよね。答えは、水素などが核融合反応して光っている、ということになるそうです。最初の問いには「オルバースのパラドックス」に対する現代的な回答をすることで、謎解きは完成します。でも、私にはまだまだ分からないことだらけです。