【感想・ネタバレ】ためらいの蜜月 秘め事は背徳の香りのレビュー

あらすじ

「加減をしないと、うっかり壊してしまいそうだ」。伯爵家の一人娘・エルヴィーネに仕える侍女のニーナは、実はエルヴィーネの腹違いの妹。使用人の子として育ったニーナは伯爵の認知を断わり、美しく優しい姉のもとで働くことに喜びを感じていた。やがてエルヴィーネは侯爵のルドルフに嫁ぐが、三ヵ月後、彼女が亡くなったという知らせが届く。姉の死に疑問を抱いたニーナは、真相を突き止めるため正体を隠して侯爵家で働き出す。姉の暮らしぶりを探るうちに、ニーナは妻の死以来ふさぎ込んでいたルドルフと親密になっていく。しかし、彼がエルヴィーネの死にかかわっているのではないかという疑いが湧き…。「これ以上、好きになっては駄目」。愛する人は罪人なのか。そして彼女が知った真実は? ミステリアスで情熱的なラブストーリー。

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可もなく不可もなく

読後感は、可もなく不可もなく、でした。

不可解な事件から、ストーリーが始まりますが、他のレビューにもあるように、途中から、先行きが見えました。読者に先が見えているのに、登場人物にそれが見えていない状態で、話がつまらなくなりました。

侍女として育てられたとは言え、ニーナは伯爵令嬢、ルドルフとの結婚にニーナが感じている程の障害はないし、背徳感もニーナが感じているだけだったと思います。

色々な人の思惑が出てきましたが、イアンの残虐さを除けば、割と単純で、作品に深みを与えるものではありませんでした。

好きな作家さんなので、期待したのですが、これはハズレでした。

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2020年10月18日

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