【感想・ネタバレ】横浜奇談新聞 よろず事件簿のレビュー

あらすじ

B級新聞「横浜奇談」のモットーは、街の怪談・奇談なんでもござれ、面白ければそれでよし――。とある事情を抱える元武士・寅次郎が床屋で出くわしたのは、「ちょんまげが空を飛ぶ」という怪しい噂と、それを調べに来た記者・ライル。横浜奇談の仕事を手伝うハメになった寅次郎は、ライルとケンカをしながら街の奇妙なネタを調べるが、その裏には色んなたくらみや想いが詰まっていて……。凸凹バディ系連作ミステリ!

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Posted by ブクログ

明治初期が舞台のお話。
御一新後も時代についていけず、髷を切る決心もつかず、ぐずぐずしている主人公。
妖怪とかキワモノ系の読売(瓦版)の外国人記者に偶然拾われて、そこから自分も記者として入社する。
妖怪や幽霊等を題名としているが、結構な人情話。なかなか読み応えあり。
明治維新後の混沌とした横浜を舞台に、欧米人や中国人も絡んで、当時の世相をよく描いている☆彡主人公の今後の成長に期待!それとペットのうさぎさんが可愛かった♪
全体的におもしろかったです。

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2023年04月25日

Posted by ブクログ

明治初めの横浜。
欧米人、中国人、そして強かな商人や、武士の時代の終わりに絶望の闇から抜けれない人々や、転身軽やかに前線へ登ったものなど、さまざまな人間が蠢く街。

いまだ、統治できていない無法地帯とも言える。
そこにあった事件を当時ポンチと言った読売を作るものたちへピントが。

幕末から明治に未だ混沌とした時代に生きた人々が、国名な史実を織り込んで語られる。

気軽な題材でありながらも、当時の世相が色濃く語られ興味深かった!

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2021年11月09日

Posted by ブクログ

開国して髷とざんぎり頭がいりまじる横浜。志し半ばで挫折し髷を落とすのを躊躇する元武士と、陽気なイギリス人が日常の謎を解き、奇談新聞の記事にする。事件そのものより、時代が変わるなかで頑張ってる日本の様子に好感が持てる。兎もかわいい。

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2018年10月11日

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