あらすじ
野党が強くなければ、政権与党はやりたい放題で国民の声は政治に届かず、日本は良くならない。ではどうするか? 「ふわっとした民意」をどうつかむか? 「風」だのみでない強い組織をどう作るか? 自称インテリには絶対語れない超・体験的政治原論。
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Posted by ブクログ
変わらずの橋下節で野党の政権奪取の考え方を述べた書籍である。基本的に具体的に提案しているので、非常にわかりやすい。様々提案を述べているが、個人的に良いと感じた部分は以下である。
・是々非々
賛成できる案は率先して賛成、反対するときは徹底的に反対し、旗印を明確にする。
・合理的政策
保守、リベラルという括りではなく、国民に対して利益のある政策を選択する。
・発信
マスコミには1万回発信してようやく1取り上げられる。とにかく徹底して発信すること。
・決定できる組織(人ではなく組織)
野党はそれぞれ政党によって政策、理念が異なる。その意見をまとめて政策を決定する組織作りが必要。
人間関係力の向上、多数決での決定など。
・将来利益
現在ではなく、未来の利益につながる政策を打ち出す。
・既得権益層との戦い
既得権益と戦える野党のメリットを活かし、不合理な規制を変えていく政策を打ち出す。
・意気込み、挑戦、実行力
打ち出した政策を実現させるという意気込み、挑戦の姿勢、および具体的に実行することが必要。
・どのような政策で差別化するか
未来志向の政策を打ち出す。
ICT推進、労働市場の流動性を高めるような労働法への改正など。
Posted by ブクログ
●野党のあり方について
単に与党の批判者だけにならない。
良いことは良い、悪いはどう悪いのかどこが論理破綻なのか事実と食い違ってるのかを、上手く糾弾する必要がある。
問い詰めるには、最初からストレートに聞いてもはぐらかされるだけ。
●自民党の強さ
意見バラバラ、方針も個人によって実はバラバラ。
だか、少しでも似ていたら取り込んで、人間関係力とリーダーシップ(器量・器)でトップが取りまとめることで、安定している。
少しでも違うと排除する野党と別もの。
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政治家は人間関係力が大切。モノを言うとあるが、一般社会でもそうなのではないかと思った。
自分にはない力。例えば部長,課長に媚び諂う能力、行きたくない飲み会でも行って精一杯盛り上げる能力とか。
嫌なことから逃げてきたが故に、能力が付いていないのでは。
振り返って見直してみたい。