【感想・ネタバレ】日本史で学ぶ経済学のレビュー

あらすじ

仮想通貨と鎌倉・室町時代に流通した中国銭が似ている?
織田信長はプラットフォームビジネスの先駆者?

一見無関係に見える過去の史実と現代の経済問題が、実は密接な関係にあり、
大いに学ぶべきことがあることは、珍しいことではない。
歴史は、考えるヒントの宝庫だ。
経済学の基本や最先端の経済問題を、過去の史実から学ぶことは、ためになるだけでなく、面白い。
気鋭の経済学者が織り成す、「ビジネスのヒント」と「教養」がいっきに身につく歴史経済絵巻、ここに誕生!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

歴史の本なのか、経済の本なのか……いえ、ジャンルを分けることはナンセンス。過去から現代まで、お金は経済の血液であり続けてきましたし、現在の経済は、過去の積み重ねでもあります。

歴史というと時系列に記述されるのが通常ですが、本書は、ジャンルごとに歴史を追っているので、興味のあるジャンルを読むだけでも良い構成になっています。

貨幣として金と銀が使われていた理由が分かったり、学生時代に学んだ(というより暗記だけしてきた)史実が、経済の流れの中で必然的だったことが分かったりして、面白かったです。

個人的には「株式会社の経済学」の章が、いままでぼんやりと疑問に思っていた点などが解決できて、学びが多かったです。

著者の横山先生の別の本も読んでみたくなりました。

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2019年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本史の多くの事象が、現在の経済でのブロックチェーンなどと共通点を述べているのが興味深い。

特に、教育と経済との関係、女性教員の存在等、経済学から眺めると、面白く感じた。また、信長の楽市楽座も、移動する商人を定住させる目的であり、信長自身も座の保護をし、商人が定住後に今度は城下町を形作る政策に移行すると書かれていたのが、大変面白かった。

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2019年06月03日

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