あらすじ
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モノづくり全般に共通した一般知識とは「材料知識」「加工知識」「読図知識」の3つです。
こうした基礎知識は、技術者や製造担当者のみならず、資材購買、品質管理、生産管理、営業部門といった間接部門でも大切な知識となります。
しかし、この三大知識は、理工系それも機械工学科でなければ習得する機会がありません。
文系出身者が多い間接部門では、OJT でしか学ぶ手段がありません。
基礎的な入門書であっても理工系の基礎レベルで記述されており、文系出身者には理解が難しいのが実情です。
文系出身者でも理解できる内容を目指し、一般知識を中心にして、特化した専門知識には触れないことを基本に、機械加工の基礎を説きます。
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Posted by ブクログ
設計者になり、加工機械に関して疎かったので購入。
大学の参考書を読み返す前のクッションとして読んだ。機械系の勉強を少ししていたので、1日で読み終わった。内容的にかなり難しいところはなく、網羅的に知識を吸収できると思った。加工を学び始める人には、一冊目として是非勧めたい。
専門用語が簡潔に説明されていて、理解しやすかった。実際に工作機械を見たり、youtubeを見たりして、知識を定着させたいと思う。
加えて、また西村先生の著書を読みたいと思う。
Posted by ブクログ
加工を意識した設計。
大学の「機械設計Ⅰ」の参考書として購入。あらゆる加工法を取り上げる。基本である切削、研削、鍛造を主としながらも、エッチングや3Dプリンターまで網羅している。
ただし本書を読んでも、加工できるようにはならない。実は、加工のしかたの教本では無く、設計との関わりに重点を置いている。各種加工法の寸法精度の出やすさや、加工しやすい逃げの配置など、設計や加工指定に活かせる基礎知識が得られる。加工で自分の首を絞めない設計がわかり初心者向けで非常に良い。
豊富な工具のイラストは特徴を押えていてわかりやすいが、どうせなら写真が欲しかった。特定のメーカーの製品イメージでなく、一般の形を示そうとする意図があるのかもしれないが、実物(写真)を見るほうがはるかに理解が進むはず。
目次
1.加工知識の全体像
2.削って丸形状をつくる旋盤加工
3.削って角形状をつくるフライス加工
4.ボール盤による穴あけ加工
5.砥石で仕上げる研削加工
6.型を使って変形させる成形加工
7.材料同士の接合加工と局部的に溶かす加工
8.材料の特性を変える加工と材料取り
9.品質を保証する測定器