あらすじ
○サイバー攻撃、スパイ活動、情報操作、国家による機密・個人情報奪取、フェイクニュース、そしてグーグルを筆頭とするGAFAに象徴される巨大IT企業の台頭――。われわれの日常生活や世界の出来事はほとんどがサイバー空間がらみになっています。サイバー空間はいまや国家戦略、国家運営から産業・企業活動、個人の生活にまで、従来では考えられなかったレベルで大きな影響を及ぼしつつあります。
○サイバー空間では、国家も企業も、集団も、個人もプレイヤーとなる。その影響力はそれぞれの地理的位置、物理的な規模とは一致しない。そして、経済やビジネスでもデータがパワーをもつ領域が広がっていますが、その規模はGDPでは測れません。
〇本書は、これほど重要になっているのに、実態が不透明なサイバー空間を定量・定性的に初めて包括的にとらえ、サイバー空間の行方を決める支配的な要素を突き止めるものです。果たして、そこから見えてくるものは何か? 日本はサイバー空間で存在感を発揮できるのか?
○執筆には、三菱総合研究所で進めているサイバー空間分析プロジェクト・メンバーと、サイバー研究で知られる慶応義塾大学の土屋大洋教授が入り、骨太の分析と展望を展開します。
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Posted by ブクログ
サイバー空間を支配する者
21世紀の国家・組織・個人の戦略
サイバー空間の歴史から基本要素、政治・経済・軍事的な観点からの考察と盛りだくさんです。
しかし残念ながら各著者の分担で重複している部分などがあり、冗長な印象になってしまいました。
各標準化団体や規格の位置づけなど、今まで漠然としていた部分が整理されているところもあり、参考になりました。
軍事的な面は以前読んだ「ゼロデイ」の方がさすがに著者がアメリカ人であることから内容的に充実していました。
もう少し、法制面や規制に関しての日本の現状がわかる解説があると良かったと思います。
竹蔵