【感想・ネタバレ】彩霧(さいむ)~松本清張プレミアム・ミステリー~のレビュー

あらすじ

福栄銀行の預金係・安川信吾は、現金500万円を横領、ホステスの啓子と逃亡する。安川は、脱税者名簿とも言うべき裏帳簿も同時に持ち出し、銀行と取り引きするが、銀行の裏切りで逮捕される。だが肝心の裏帳簿を持って啓子は行方不明に。啓子の行方を追う、安川の友人の知念と田村。彼らの前に現れた謎の金融業者・須原庄作の正体とは!? 金融業界の暗部を抉る問題作!

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彩霧

ストーリー展開に強引さがあるが、清張の文章力で、読まされてしまった。当初端役かと思った人物が主人公。主人公の推理力がストーリー展開の中心となっているが、物語が過ぎる。作家の都合が見えてしまう。悪の中心人物との最終対決を描かずして終わってしまった。

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2022年10月29日

Posted by ブクログ

銀行の弱みを手帳に記して横領した男。その友人達が男の愛人から手帖を回収しようとするミステリー。
欲望のための横領や金で転ぶ仲間、裏切る愛人など世の中の現実を提示してくれているが感情移入はし難い。

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2022年08月22日

Posted by ブクログ

公金の拐帯事件から始まるミステリー。
金を使う者、金に使われる者。そして、使われてしまった者の最後を書き上げた作品。

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2021年01月04日

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