あらすじ
テルマはアラフォーのシングルマザー。
息子のルイは12歳。
テルマの生きがいは、このひとり息子と大手化粧品メーカーのマーケティング・ディレクターという仕事。
ある冬の土曜日の朝、テルマのこれまでの人生をふいにするような事件が起こった。
ルイが彼女の目の前で交通事故に遭ったのだ。
昏睡状態に陥ったルイに残された時間はわずかだった。
そんなある日、テルマがルイの部屋で見つけたあるものが、彼女の生き方を変えていく。
疎遠だった母親が、テルマの生活に再び影響を与え始める。
心を許せる友人がいなかったテルマに、看護師という新たな仲間が生まれる。
はたして、テルマはルイを取り戻すことができるのか?
刊行前に世界20か国以上で出版が決定、
デビュー作にしてベストセラーに躍り出た、世界が注目するフランス現代小説!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一気に読み終わった。読みやすいかつ面白い。東京訪れるシーンもあって外人がどう楽しむのかとフムフム。最後のシーンを読んだとき、先をイメージしてない自分に気づき面白いだけでなく考えさせられた。
Posted by ブクログ
人生は有限だしいつ終わるか誰にもわからないし、生きていく上でどう優先順位をつけてくか考えさせられました。一気に読んじゃった。すぐ映画化しそう。 #ルームオブワンダー
Posted by ブクログ
昏睡状態の子供のやりたいことリスト。
実行しながら自分自身の人生も変えてゆく…。こんな状況でなくても、私も子供のおかけで開ける世界があることはしょっちゅう感じている。
あのあとルイはどうなるのだろう?テルマの未来の自分への手紙みたいだといいな。
どんな形であれ生きてさえいてくれればと思う。