【感想・ネタバレ】機龍警察 火宅のレビュー

あらすじ

最新型特殊装備“龍機兵”を擁する警視庁特捜部は警察内部の偏見に抗いつつ、国際情勢のボーダーレス化で変容する犯罪に立ち向かう@@由起谷主任が病床の元上司の秘密に迫る表題作、特捜部入り前のライザの彷徨を描く「済度」など八篇を収録した二〇一〇年代最高のミステリ・シリーズ初の短篇集。解説収録/円城塔

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Posted by ブクログ

ネタバレ

機龍警察シリーズの短編集。サイドストーリーと言えば軽く思えるが、どれも読みごたえのある、手抜きなしの傑作短編集。
とはいえ、本編の5作(この本以降のもう1作は後で読んでもいいみたい)を読んでおかないと、世界観、キャラクター等が分からず楽しめないので、「まずは短編集で機龍警察シリーズデビュー」という方法はやめた方がいいと思う。
このシリーズは是非とも刊行順で読んで欲しい。

遠田潤子風ブルースを感じる表題作に、隠蔽捜査シリーズみたいな話もあるし、なんとガンダムサンダーボルトネタまで。しかもその全てが捨て駒じゃないって、なんという多才っぷり。短編一つ一つに本編以外の直接的つながりはないものの、最後に掲載の作品にユルやかに収れんされていく構成も見事。

今更俺が言うてもなんの評価にもならんけど…
月村了衛は日本小説界の至宝だと思う。

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2019年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

機龍警察の世界は人間ドラマも面白いんだなと思いました。短編も面白かった。
勿論機龍兵ありきの世界ですし、登場シーンは高まったりハラハラしたりですが。
掲載誌バラバラぽいのがまとめて読めるのもありがたいです。

お話は、ライザのスカウト話「済度」、先に「未亡旅団」読んでるから尚の事胸にくる由起谷さん話「沙弥」、機龍警察でコメディ回があるとは…な「勤行」が特に好きでした。
「勤行」、徹夜で国会答弁を作る宮近さん&城木さんの奮闘とドキドキの質疑、笑い事じゃないけどほのぼのしてしまった…

「化生」はゾッとしました。次作に続くのかぁ。

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2025年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

メモです。

「火宅」
どす黒い強かさ。

「焼相」
緑→ライザの感情。
それにしてもこのシリーズは警官死にすぎよな。

「輪廻」
胸糞。由起谷の義憤。

「済度」
ライザと沖津の邂逅。

「雪娘」
スネグーラチカ。

「沙弥」
由起谷が警官を志した理由。
叔父さんいい人。

「勤行」
申し訳ないけど答弁作成デスマーチには笑ってしまう。
宮近さんが報われるの嬉しいな。

「化生」
こわ〜ラストにこんなに怖い話もってきます?

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2023年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1日で読んでしまった。
機龍警察の登場人物を主人公にした短編集でミステリ主体。
この短編集で登場人物それぞれの人物像がさらに明確になってきた。
この短編集が先に文庫化された理由はあるのだろうけれど、シリーズ第三作の文庫化がより楽しみになった。

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2018年09月02日

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