【感想・ネタバレ】伯爵夫人の出自【MIRA文庫版】のレビュー

あらすじ

こんなにも彩りに溢れた世界があるなんて、知らなかった――19世紀英国に舞い降りたシンデレラ・ストーリー!

煙突掃除人の娘ジェマイマはある日、余興のため貴族の結婚式に呼ばれた。上流階級の人に囲まれ居心地悪く佇んでいたところ優しく声をかけてきたのが、見目麗しいセルボーン伯爵――思わず胸ときめかせるジェマイマだが、もちろん彼は住む世界の違う人。もう二度と会うこともないだろうと思っていた数日後、その伯爵がジェマイマの家を訪ね、あろうことか便宜結婚を申し込んでくる。聞けば亡父の遺言で花嫁を迎えないと遺産が手に入らないらしい。「結婚してもきみはきみ、ぼくはぼくで暮らそう」思わぬ申し出にジェマイマは……。
*本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のMIRA文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

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Posted by ブクログ

父と祖母を亡くした伯爵ロブ。2人の遺言は「従姉妹の結婚式に出席しているレディの中から花嫁を選び、4週間以内に結婚すること」と「100日間、禁欲すること」だった。ある目的のために、何としても遺産が必要だが、愛のない結婚はしたくないロブ。唯一、気に入った女性は、縁起物として呼ばれていた煙突掃除人の娘ジェマイマだった。ジェマイマもお金必要としており、ロブが遺産を獲得するまでの便宜結婚をする。本当の愛情に気付くまで…という王道のストーリー。周りの人がいい人すぎて、身分違い物にしては障害がさほどないのが少し物足りないけど、とても勤勉なロブと、何事にも賢明に対処するジェマイマが互いに思い合っていく様子がとても良かった。

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2019年12月01日

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