【感想・ネタバレ】真夜中の太陽のレビュー

あらすじ

夏の間は夜でも太陽が浮かぶ極北の地に、オスロから一人の男がやってくる。「ウルフ」と名乗る男は狩りをしに来たといい、狩猟を通じてサーミ族の人々と交流を深めていく。だが彼には秘めた過去が――。ノルウェー・ミステリ界の帝王が翻訳ミステリー大賞受賞作『その雪と血を』に続けて放つ、傑作ノワール第二弾

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Posted by ブクログ

ネタバレ

過去から逃げ、組織に追われている男が見つけた居場所。その場所で出会った1人の女性と子供。2人との交流、特に子供との場面がいい。追われている恐怖のなかにあって過ごす時間。ジョークをねだる子供。何気ない瞬間がとても鮮やか。『その雪と血』同様に静かで美しい。少し頼りない男がたどり着いた場所。結末に向かうとき、このまま終わってほしいと思わずにはいられなかったラストが素晴らしい。

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2018年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「その雪と血を」を読んで、ジョー・ネスポさんをまた読んでみたいと思いつつ年月が過ぎていった。余韻が凄かったイメージが残っている。今作ではウルフの純粋さが心に残った。クヌートとのじゃれあいが微笑ましかった。最後逃げながらもどこかで終わりが来るんじゃないかと胸が苦しくなりながら読んだが、良いラストだった。どこかで3人が笑って暮らしていますようにと願う。マッティスがいい味を出していた。

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2024年09月23日

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