あらすじ
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体の90%が水でできているクラゲは、海面や海中をゆらゆらと浮遊する「プランクトン」と呼ばれる生き物。そんなクラゲを眺めているだけで、知らぬ間に癒されてしまいます。
クラゲとはどういう生き物なのでしょう?どのような種類がいるのでしょう?なぜ透明なのでしょう?クラゲの毒は?クラゲに魅せられた人々の文化史は?
等々、謎多きクラゲを、水中フォトグラファー峯水亮氏の最高に魅力的な写真とともに理解し“ときめく”を体感するための図鑑です。
はじめに
Story1:クラゲの記憶
古事記や枕草子にも登場
クラゲ愛は万国共通
未来を変える大発見!
ことばとクラゲの世界へ
Story2:ゆらめくクラゲの世界へ(図鑑)
図鑑の見方
ときめくキーワードで分類した約90種類を紹介
「小さい」「ぽってり」「何かに似ている?」「ゆらゆら」「楽しい模様」「衝撃的」「すけすけ」「ときどき」「大きい」「カラフル」
十文字クラゲ目
旗口クラゲ目
冠クラゲ目
根口クラゲ目
アンドンクラゲ目
花クラゲ目
軟クラゲ目
淡水クラゲ目
硬クラゲ目
剛クラゲ目
管クラゲ目
ウリクラゲ目
フウセンクラゲ目
カブトクラゲ目
クシヒラムシ目
など
クラゲではない浮遊生物の世界
Story3:クラゲの秘密
クラゲって一体何者?
5億年前に誕生・プランクトンの謎・肉食動物・泳げないクラゲもたくさん
クラゲの一生
ほんとうは怖い毒の話
Story4:クラゲのときめき
クラゲを身近に感じよう
ときめくクラゲグッズ
こんなにすごい世界のクラゲ
Story5:クラゲに出会いに
水族館に行ってみよう
クラゲに出会うには?
おわりに
感情タグBEST3
やさしいクラゲの教科書
実にクラゲへの愛がこもった図鑑。なんとなくクラゲが好きだな、惹かれるなと思ったことがある人にはぜひ一度手に取ってもらいたい作品です。内容が充実していてわかりやすいだけでなく、おすすめの水族館やクラゲごとの変わった特徴、また、逸話などの小ネタも多く紹介してある。
Posted by ブクログ
クラゲの概要と雑学。
昔の人のクラゲの捉え方が様々で面白い。
ポルトガルでは海に落ちた月だったり、アイヌではボコボコに殴られた結果であったり、アメリカでは恐れられていたり…。
美しくて奇妙で不思議な姿にはいつまでも心惹かれる。
私は小学生のころのミュージカルでクラゲ役をやったときからクラゲが好きになり水族館へ1人でも通っていて、20年近く経った今でも、クラゲが好きだ。
Posted by ブクログ
クラゲの種類はもちろん、クラゲの基本的な生態や、日本文化の中に息づくクラゲの話など、クラゲ満載。
いろいろな種類のクラゲ写真に、ぽわーんとした気分を味わいながら、意外にカラフルなクラゲに驚き、「え!!これもクラゲなの!!!」と型に驚き。
一般的なミズクラゲが一番かわいい。
アマクサクラゲは、触手が長くてスラっとしていてカッコイイ。
『クラゲって、いったい何者?』で心底驚いたのは、クラゲがプランクトンだということ!
プランクトンだったのか。。。
ミジンコと一緒かい。。。驚き。
いつか、たくさんの種類に会える鶴岡市立加茂水族館に行ってみたい!
Posted by ブクログ
ユラユラしているアイツのこと。
クラゲとしてイメージする姿はミズクラゲしかない自分としては、初めて知ることも多く、楽しめた。著者の愛がところどころあふれているのもご愛敬。文学作品に出てくるクラゲや各国の言い伝えなど、決して生物学的な話に終わらないところがよい。
Posted by ブクログ
全く未知の世界。美しい写真と簡単な説明でパラパラっと読むのに良い分量。カワリハコクラゲモドキのカクカクした形状に驚き。アカクラゲやタコクラゲなどのように、ビニル袋風でないクラゲもいるのでした。Zygocanna vagansの写真は本邦初公開ということで和名がまだないのかもしれない。カブトヘンゲクラゲやソコキリコクラゲムシなどのように浮かんでない改定付着しているクラゲもいるなんて、多様性に富んでいる。どこかで聞いたことがあってうっすら知っていたけれど、そうそう、クラゲは変態するのでした。一生のうちで形態が大きく変わる。カエルとか、蝶のようなものか。著者自身、クラゲに刺されたせいで、クラゲを食べるとアナフィラキシーショックが起きるようになったなんて、クラゲのパワー、すごい。