【感想・ネタバレ】飯綱颪(いづなおろし) 十六夜長屋日月抄のレビュー

あらすじ

江戸・深川にある十六夜(いざよい)長屋に幼い娘と暮らす泥鰌(どじょう)獲りの甚六は、ある日大川で、傷つき倒れていた大男を助ける。男は記憶を無くし、素性がわからない。とんでもない怪力の持ち主で俊敏。でも臆病。そんな奇妙な男と長屋のみんなが馴染んできた頃、甚六たちは大家から善光寺参りに行かないかと誘われた。そこには正体不明の男をめぐる密かな企みが……。痛快時代小説。(解説:評論家 細谷正充)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸下町の人情物語かと思えば、善行寺参りの旅と忍者・剣劇の講談本風でもあり、主人公の成長・覚醒の物語でもある。
江戸中期、戦乱の世から、豊臣家が滅亡し戦乱のない安定した時代、武者を必要としなくなり、庶民文化が花咲くという時代背景をベースにして、多くの要素を織り込んだ物語。

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2018年09月02日

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