あらすじ
物流を制するものがビジネスを制する時代! あの企業の強さの秘密はロジスティクスにあった! ネット通販の急拡大、深刻なドライバー不足、輸送コストの上昇……。物流“危機”が叫ばれる昨今、多くの企業がこの問題に頭を悩ませている。しかし一方で、独自の「物流戦略」をもとに圧倒的な競争力を生み出している企業もある。そこで物流の最新事情に精通する著者が、ZARA、DHLの知られざる物流戦略を海外現地取材。またアマゾン、ニトリ、アイリスオーヤマなどの事例も紹介する。あなたの会社を「物流で勝つ会社」にするヒント満載! 「日本では、まだまだ暗黒大陸の物流ですが、特に優秀なやり手の人たちが『物流が肝だ』ということを理解し始めています。では、物流の専門家ではない人は、どうやって自社の物流戦略を立案していけばいいのでしょうか。そのための有効なフレームワーク『物流戦略の4C』を本書の『終章』で紹介しますが、圧倒的な競争力を生み出している『すごい物流戦略』の具体的事例を知っておくことも重要です」(──本書「序章」より抜粋)
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Posted by ブクログ
各章ごとに一つの企業を取り上げ、詳しく説明しているからわかりやすい。最終章はそれまでの章の復習とともに取り上げられていない企業も簡単に説明されている。「物流」について初心者にもわかりやすく書かれている。私も就活で業界研究のためにこの本を読んだが理解できた。
Posted by ブクログ
ユニクロなどもそうですが、サプライチェーンの構築が革新的だとビジネスにイノベーションもたらします。
その内のロジスティック部分でどのような企業戦略が取られているのかが一目瞭然となりました。
Posted by ブクログ
物流を中心としているものの、今話題となっている特徴的な各社の経営戦略まで掘り下げられている感じで、大変参考になる。
マーケティングの補助テキストにもなりそうである。
オムニチャンネルへの考えも少し変わる示唆を与えてくれた。
なるほどと思わせられる点の多い一冊だった。
Posted by ブクログ
仕事でも物流部門とやり取りを多くしているが、現場対応に終始している物流部門に対して、どのように改善提案していけば良いのか見えなくなって手に取った本。
内容としてはロジスティック勝者?でもある小売り企業を中心とした戦略と取り組みの紹介
各社の戦略がそれぞれ独自性もあり、リサーチされている内容は興味深い。また、各企業のトップや責任者の言葉も流石というか納得させられるものばかりであった。
一方で、(冒頭に書かれていた言葉を借用すると)
「ロジスティクスは最後の暗黒大陸である」というドラッカーの言葉に対して、その暗黒大陸をどう見極めて、見えるようにしていくべきなのかの説明がほぼなく、尻切れトンボ感が否めず。
物流戦略の4Cという新しいフレームワークを…と謳いながら、数ページの章でしか記載されておらず、付け加え感が残念…