あらすじ
きっかけは図書室でみつけた一冊の古書だった。亀甲文字で印刷された中世の書物にぼくは夢中になる。時間旅行装置《デカルコ》で時を隔てた世界を行き来する者たち、その実用化を目指す国際的な研究機関ICOD、突如現れては、運命の女について語って去ってゆく謎めいた少年……メビウスの輪のようによじれた時空間を自在に移動し、とある海洋国でかつて栄華を誇った一族の奇妙な足跡と家系図の迷宮を描いた壮大なサーガ。
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Posted by ブクログ
うおおおややこしいいい年表と図が欲しいいい
と思いながら読んでた。仕方ない。わたしは時間移動系のお話がものすごく苦手なので…。これはいつの誰のことやろう…といちいち前のページを確認しながら読まんといかんかった。
でもそれを除けばいつもの長野まゆみって感じで面白かったよ。シリル部を最後まで読めば割とすんなりそーゆーことかとなったし。最後のミロル部は必要な話やったのかよく分からんかったけど。
しかし、初期の頃の長野まゆみと違って、美め麗しい不思議な雰囲気を持った少年ていうのが歳をとる。時間移動系で歳を取らんのかと思わせといてばっちりおっさんになっとるぞ。
Posted by ブクログ
誰が誰で誰が親で子なのー?!
家系図を作ろうと試みた少年と一緒に、
読めば読むほど混乱して迷子になって、
最後にそっと道を示してくれた感じです。
たくさんの少年が出てきたけど、たくさんじゃなかった。
もう一度読んで家系図つくろうかな。(笑)