【感想・ネタバレ】マイクロソフト 再始動する最強企業のレビュー

あらすじ

生まれ変わった10兆円企業がつくる「働き方の未来」とは?組織変革から業務改善、働き方改革、AIの民主化、MR(複合現実)の発明まで、「次の覇者」として今、最も注目される企業の全貌。日米幹部への徹底取材で描く復活の舞台裏と衝撃の未来。

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Posted by ブクログ

マイクロソフトの米日のキーマンを取材した力作 よくまとまっていると感じました
たしかに本書の語るとおり、気がつけば、マイクロソフト(MS)は変わっていた
IT関連以外で、一般の方が、MSを注目することはそうないとの指摘はもっともです。
また、MSは、スティーブ・パルマーの時代に 90%のマケットシェアを獲得しPCのOS市場を制覇した。
しかし、携帯電話 と センサー(IoT)が作り出す 10倍もの市場の登場に、ナディア・ナデラは、顕在化した危機感をもったことが、変革の力となりました。
環境の変化のスピードは、ますます速くなっていています。という表現でかたられています。

気になっていたのは以下の点です。

■MSの幸運 CEOにナデアを選んだこと

・前任のパルマーの時代に、ナデアがMSを変革できるようにすでに準備をおこなっていたこと
・生え抜きで、視座が高く、技術的な知見の高いナデアをCEOに選出できたこと
・時代にあわなくなっていた、MSのミッションを再定義する機会に恵まれたこと

■MSのトランスフォーメーション

・これまでの技術をベースとして、変革をおこなったこと
・ナデラの姿勢、「学習せよ、話すより聞け」
・モバイルのデバイスそのものがコンピュータとしての能力を持ち始めることに早くから気がついたこと

■2000年代の技術的な潮流にのれたこと

・クラウド MS Azure
・AI / Bigdata Cortana , PowerBI
・MR = VR+AR HoloLens

■MSの戦略

・OneStop MSは製品群を統合するのがうまい Microsoft365 , Office365 , MR
・Xboxの経験から、カスタムチップを設計できた HoloLens へ HPU の開発 , Gaming
・技術志向、グローバル化 優秀な人材を確保し 先端技術を提供し続ける

■コロナに先立ち働き方改革を先行で導入

・在宅ワーク、テレワークで、社内満足度40%向上、女性の離職率40%減等、働きがいのある会社へ
・グループウエアの開発など出社しなくてもいいプロダクトを開発 Skype MS Teams
・どうすれば少ない人数でたくさんの仕事ができるのかという取り組みを続けた結果

ポストスマートフォン時代に、MR, AI , Bigdataと、すでにサービスや、プロダクトを提供しているMSは、GAFA+Mといわれつつ、ある程度、優位なポジションを占めていることにはかわりがない。

本書の最後のことばは、「マイクロソフトという会社の動きに、もっともっと注視しておいたほうがいい。」です。

目次

はじめに
Chapter1 12万人の10兆円企業をゼロから作り替える
Chapter2 知られざる最強企業の全貌
Chapter3 AIを最もスケールできる企業
Chapter4 未来を激変させる驚異の発明

ISBN:9784478102824
出版社:ダイヤモンド社
判型:4-6
ページ数:262ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2018年08月

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2023年02月10日

Posted by ブクログ

マイクロソフト復活の理由。やっぱりトップのメッセージって大事だなと改めて認識した。もちろん、凹んでいた時期に力を蓄えていた部分もあっただろうが、うまく花開かせるのも難しいこと。チームで力を発揮するよう仕向けたCEOに脱帽です。
マイクロソフトは人事評価として、周囲へ与えたインパクトを導入している、というところから興味を持って読んでみたが、マイクロソフトが取り組んでいる新しい技術開発の話も面白かった。Office 365をしれっと新しい機能がどんどん追加されているし、勢いのあるネットベンチャーのように大々的にアピールしないだけで、実はマイクロソフトもその機能持っていますよ、というのが実感としても多いと思う。プラットフォーム企業への風当たりが厳しくなってきたが、GAFAと比べてマイクロソフトへの影響は限定的ではないか、と感じるのはビジネス環境に完全に入り込んでおり、個人情報を使った広告ビジネスとは一線を隠すからかな、と思う。

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2022年02月19日

Posted by ブクログ

ボリュームはそれなりに有るが、読んでいてとても楽しかった。マイクロソフトは伝えるのが下手、といった記述が出てきたが、確かにもっとアピールしても良いと感じる。
働き方改革に関わるところはOffice365を使っていて実感できるところであり、GAFAとは別に今後も動向を見ていきたい企業だと思う。

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2018年10月20日

Posted by ブクログ

コレ読んで、転職先の候補として猛烈に浮上
ここまで自己改革できるってすごい会社だなぁ。感心だらけです。中の人に言わせるとそんな事ないのかもしれないけどね。

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2018年09月15日

Posted by ブクログ

ワクワクする仕事をしたい
と望むことが肯定された気がする

こんな会社だったら
こんな会社のためだったら
一緒に未来を創るなんてことも実現できるかも

そんなふうに思わせてくれるMicrosoft素晴らしい

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2025年01月05日

Posted by ブクログ

ナデラで変わっていったMicrosoftを紹介する本。
凄い深い内容がある訳ではないのだが、Microsoftがどういう事を取り組んできたかが分かるし、サクッと読める。
5年前の本なので上手くいった取り組み、上手くいかなかった取り組みも答え合わせが出来るので、そのまま読むというよりどうだったんだろう?と考えながら読む方が良いと思う。

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2023年07月31日

Posted by ブクログ

マイクロソフトの経営理念の移り変わりとその波及効果について書かれた本。
理念を変えれば会社の動き方、人の動き方が変わっていくというリアルな状況が知れて、面白い。

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2022年04月03日

Posted by ブクログ

購入本。20年間に渡り、時価総額TOP10に入り続けている唯一の企業。持ち株を増やそうと思わせてくれる内容
・アップル、オラクル、GOOGLEとも協業、オープン化を進めている。
・上司面談ではインパクトを説明させられる。売り上げが評価では無い。
・東京ドーム30個分の125の建物が並ぶキャンパス。ボーダーレス、飲み物無料
・研究所は、マイクロソフト・リサーチと呼ばれ1兆円/年投資されている。世界中から集まる人材の優秀さは半端でない。
・ナデラCEOの頭の良さ、未来を読む力は太刀打出来ない。
・34ものAPIが有る。
・働き方改革(場所、時間をフリーに、オフィスの改修)した後の社員満足度40%向上。女性離職率40%改善。バックオフィス業務をスリム化し、アウトソーシングした。
・会議では資料を読むのはNG 問題点と次のアクションをどう取るかに時間を使う。
・業務時間分析を手作業では無く、マイクロソフト365で自動に分析。1クリックで63の言語に翻訳できる。

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2021年01月03日

Posted by ブクログ

この本も今の時代に読むべき内容だ。
結局我々に最も求められているのは「ゼロから新しいものを生みだす」ことではない。
「古い形式で存在して形骸化したものを、如何に効率的に新しいものに作り変えていくか」だと思う。
更地に最初から家を建てるのではない。
今既に建っている老朽化した建物を、全部を壊すわけでなく、しかも既存の建物(会社で言えば、社員などの人材)を上手に利活用して、形を変えて建て替える。
これは普通では絶対に出来ない。
しかも社員数万人を抱える大会社マイクロソフト。
しかもWindows・Officeという、成功ビジネスが機関としてある。
これを新しい会社のあるべき姿(この例えで言うと、建て替わる建物)を的確に社員に示し、確実に実行していく。
この本には本音が書かれている。
「正直、うまくいくか分からないまま、見切り発車の部分もあった」
しかし、マイクロソフトは確実に変化し、イノベーティブな製品を世に出している。
そして、今なお時価総額ではベスト5以内なのである。
この本を読むと感じる。
これは絶対に参考にしなければいけない、と。
一人一人がこれぐらい徹底的に生産性を上げていかないと、世界では戦えないってことだ。
その為に何をすべきか。
(何をすべきかも、この本にはご丁寧に書いてある)
ということは、後は「実践するのか」「しないのか」だけである。
答えは明白だ。
実践しなければ、生き残れない。
それは会社も個人もだ。
テクノロジーを使って、徹底的に生産性を上げる。
もう未来は待ってくれないのだ。
(2019/1/25)

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2020年06月20日

Posted by ブクログ

カルチャーに関する考え方(戦略よりもカルチャー)
・Growth Mindset
・Customer obsessed 常にお客様のことを第一で考える
・ダイバーシティ&インクルージョン
・One Microsoft
・Making a difference 変化をもたらす

評価制度はアクティビティから「インパクト」
・3ヶ月に1回、上司とステータスチェックのための面談「コネクト」を実施
・面談前に4つの質問に回答
 1)この期間、どんな貢献をし、どんなビジネスインパクトを残したのか
 2)さらに大きなインパクトをもたらすためには何ができたか
 3)次の数ヶ月でどんなインパクトを目指すのか
 4)インパクト達成に向けてどんな学習をしたり、自身の今後の成長に向けて何を行うか

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2020年05月31日

Posted by ブクログ

Microsoft社の現在の動向について記した本。
クラウドでのビジネス支援を軸に、先端技術(mixed reality,網膜投影等)についても詳細に触れられている。Officeを売って終わりの会社ではなくなってきたことが良くわかる。他方でMicrosoft社の懸念点について触れていないことは残念であり、企業の全体像を把握するには力不足にも感じる。

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2020年03月28日

Posted by ブクログ

‪マイクロソフトで起きている変革の全貌に迫った一冊。正直なところGAFAの後塵を拝す過去の王者というイメージを抱いていたので驚いた。自社のIT製品やAIを駆使して働き方改革をグローバル規模で実現したという第5・6章が特に興味深い。12万人から成る巨大組織がこんなにも変われたなら自分たちも、と勇気を貰える。‬

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2019年02月28日

Posted by ブクログ

マイクロソフトと言えば、WindowsやMicrosoft Officeといったソフトウェアをビジネスにしている会社といったレベルの知識しかなかったが、いい意味でその認識を大きく覆される内容だった。というか、ソフトウェアを販売する会社という認識があまりに古かった。

20年来、優良企業で居続けているにも関わらず、現状に甘んじることに危機感を抱きながら、社会の期待や需要を踏まえCEOから会社の在り方を変えていこうとする姿勢が素晴らしい。また、会社の利益だけでなく、会社の営みを通じて社会をどう良くしていくかという視点が常にあること、ユーザ、ステークホルダー、世の中自体をいい方向に導けるなら、競合すらパートナーと位置づけるマインドには勉強になるところが多かった。

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2018年11月17日

Posted by ブクログ

過去20年にわたって世界の時価総額ベスト5に入り続けているWindowsやofficeなどの製品で馴染みの深いMicrosoftの社内や事業展開などを多くの取材をもとに書いた一冊。

ソフトウェアからクラウドへと事業の軸を転換するうえで
組織、評価、行事などの会社のカルチャーを時代に合わせて変えることによって常に業界のトップランナーとして先頭を走ってきた同社の姿の本質を本書で学ぶことができました。

そんななかで出社しないこと、社内のフリーアドレスやペーパレスなどは21世紀型の働き方を体現していると感じました。
意識して自社を変革していくためにグロースマインドセット、ライバル企業と手を組むことなどを積極的に行うことや生産性も高くするために目標を高く持つことなど

特に本書の中でAIやMRの可能性を感じ、特にHoloLensに対しては実用化すれば自分たちの生活が大きく変わると感じました。
あと、機械の強みをどう活かしていくかということも書かれており、印象に残りました。

本書を読んで同社がスマートフォンに次ぐ新しい革命を起こす担い手になるかも知れないと感じるとともに自分の知らないところで新しいテクノロジーが刻々と進化していることを感じました。
同社が起こす革命にますます期待が高まる一冊でした。

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2019年11月27日

Posted by ブクログ

サティア・ナデラCEOの『Hit Refresh』を読んだ際にマイクロソフトが変わり始めていると思ったが、この本を読んで、その変化に気付いた印象。テクノロジーをうまくビジネスに取り込んでいる。特にMyAnalyticsには興味を持った。

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2018年12月02日

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