あらすじ
夜の街でひっそりと営業する「よもぎ食堂」には、近くの店で働くホスト達が仕事終わりにやってくる。
とにかく騒がしい彼らにうんざりしていたのが、店主である“いちろ”の顔に、はっきりと出ていたらしい。
「おにいさん、俺らのこと嫌いだよね?」
ナンバーワンホストだという誠一が、飄々と言い放つ。
いちろが最も苦手なタイプの人間だった。
「でも、手抜きの料理を出さない。アンタの誇りがそうさせない」
けれどたった一言が、すべてを一変させることがある。
なぜか熱くなる頬には、知らないふりをした。
◆収録内容◆
「五臓六腑の恋」全5話
単行本収録描き下ろし10P
電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)
感情タグBEST3
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斬新な設定
ホストとゲイで料理屋店主のカップル。
ホストの仕事明けまで営業している食堂の店主でゲイの受け。訳あり食堂なだけあって、クズな元カレや、借金取りがウロウロ。客で通ってくるホストたちにもウンザリしていたが、兄貴分のホストに、クズ元カレから助けてもらうことに。
かなり強引なご都合展開だけど、お互いが助け合える存在になっていったのはよかった。
Posted by ブクログ
歓楽街付近にある小さな食堂の若主人(本当に若い)とホストが仲睦まじくなるまで。
細かな設定(父親の残した食堂を一人で切り盛りしているが経営が芳しく無いとか体を壊して現役ではいられない部分など)があまり詳しく書かれていないのでサラーっとした感じ。
ただ、受けが猫みたいなツンデレ感というか静かに攻めを愛している感じは可愛かったなぁ
盛りだくさんな要素
簡単に言えば美青年の経営が傾いた店をホストが救うといった話です。
が、親が残した店を継ぎ借金抱えた受け、ヤのつく借金取り、執着してくるDV的な元カレ、攻めの肝機能低下によるホスト引退危機、ホストNO2の揉め事云々とネタが1冊の中に要素多く詰め込んでる印象です。
特に攻めの肝機能低下に関しては食べたものを全て嘔吐するほどの病状なのに治療することなく治ったような描写なので病気になってホストやめるという展開じゃなくても良かったような…?
絵も綺麗だしキャラクターも良かったです。
でも、もうちょいシンプルの方が色々掘り下げることもできて読みやすかったかも。