【感想・ネタバレ】戦国最強 上杉武将伝のレビュー

あらすじ

軍神「毘沙門天」に帰依して妻帯せず、その生涯の大半を戦場で過ごした上杉謙信――。戦の天才と謳われつつも領土欲が薄く、何よりも「義」を重んじた聖将を支えたのが“戦国最強”を誇る上杉軍団であった。本書は、川中島で武田信玄と鎬を削った謙信の治世から、越後を二分する跡目争いとなった「御館の乱」、直江兼続と二人三脚で天下人の秀吉や家康と対峙した後継者・上杉景勝の時代まで、主君に負けず劣らず個性的な上杉の武将たち14人を厳選した人物列伝だ。「長尾政景/野尻池の悲劇」「鬼小島彌太郎/謙信股肱の猛臣」「色部勝長/血染めの感状」「荒川長実/謙信の影武者」「甘粕長重/激戦の殿」「北條高廣/三度背信した奇将」「直江信綱/白昼の惨劇」「栗林政頼/三国峠の勇士」「新発田重家/揚北の剛勇」「藤田信吉/旧領奪還の熱意」「直江兼続/閻魔への書状」など、彼らの熱い生き様を通じて上杉家の強さの秘密に迫る!

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Posted by ブクログ

上杉家の武将はほとんど知らなかったので、エピソード等含めて非常に楽しんで読めた。

上杉家というと非常に強いというイメージしかなかったが、武将の裏切りが多く、大名としての基盤がとても脆弱だったということがよく理解できた。

基本的には各武将のエピソードの紹介集なのだが、それらが小説形式で書かれているため、無味乾燥な事実を知るのではなく、各武将に対して親しみをもって楽しんで読むことができた。

ただ、同じような名前と改名による名前の変化があまりにも多いため、一瞬顕景や景虎ってどっちのだっけとか、長尾と直江で混乱してしまう点が多々あった。まあ著者の責任ではないが。

後、揚北衆とか上田衆とか言う言葉がよく出てくるが、ここら辺の意味や、そもそもの越後周辺の豪族(?)等の状況とかが開設されていれば、もうちょっと読みやすかったかなと思う。

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2011年04月04日

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