あらすじ
あの一皿にヒントが隠されていたのか――。ある夜、グルメライターの北大路亀助は先輩の河口に誘われて食通のメンバーと絶品の熟成鮨を堪能していた。だが、メンバーの一人がその直後に死亡し、店が食中毒を疑われる事態に。閉店を迫られる店主を救うため、亀助は持ち前の味覚を駆使して、犯人探しをはじめる。事件解決のために食べまくる亀助に、食欲を刺激される美食満載のグルメミステリー。
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Posted by ブクログ
美食とミステリーのマリアージュ
鮨屋で起きる事件やネットを舞台にした事件
いくつかの事件を主人公である、ライターが解決して行く物語
非常に読みやすく、食事にまつわる蘊蓄が面白かった
ミステリー作品として読むと、若干薄い印象はあるが結構面白かった
主人公の恋物語は終わっていない
Posted by ブクログ
「グルメミステリー」という触れ込みの本作。4つの章それぞれで描かれた4つの事件のうち、2件は食材や酒の空輸?に関することなど、何かしら「食」に絡んだ内容でとても興味深く読むことができました。
また、最終章は主人公に関わりのある内容で、それまでの章で主人公にある程度感情移入ができていたため、これも楽しめました。
ただ、第3章だけはあまり食・グルメとは関係がなくて、言葉は悪いですが凡庸な印象を受けてしまいました。
トータルでの感想としては割と面白いと感じられたので、もし続編が出るのであればグルメに関連のある内容やトリックなどにこだわって欲しいと思います。
Posted by ブクログ
亀助、色々と恵まれ過ぎていて中々共感しづらい(苦笑)。
一人の方が楽だって所だけは頷いていたのに、ラスト間際で掌返し…。
更に、ブログでの決め台詞は良いだろうけど、現実に「僕のレシピが〜」なんて言われた日にゃ目も当てられん。。。
でも私の中でグルメ系小説は美味しそうなことが重要だから、そこは合格。
文章自体は読みやすかったので良かった。