あらすじ
成人式の夜、三原コウキは記憶を失った。 唯一覚えているのは「誰かに突き落とされた」瞬間の記憶だけ。 小さな記憶を頼りに、自分の人間関係を辿りながら、コウキは過去の自分と向き合うことになる── 犯人を追う中で絡み合う感情! 記憶の糸をたぐりヒューマンドラマがここに!(著者名:タカヒロホン / 初出:GANMA!1~9話掲載分)
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ミステリーで面白い
記憶をなくした主人公を中心にミステリーとして話が進む。
彼が記憶を無くしたきっかけは、事故なのか事件なのか自殺なのか。
鈴の音というタイトルにもある記憶の欠片、絡み合った人間関係が謎を深めて、
やっぱり良く出来たミステリーは面白い。
手の込んだミステリー
大変に手の込んだミステリーである。「記憶喪失」と言うのはずいぶんと便利使いされることが多いが、この作品では非常に効果的に使われている。更に題名にもなっている「鈴」が重要な役割を果たしていて目が離せない。絵はデジタル描画であるがキャラクターの描きわけもしっかりしている。