あらすじ
★電子書籍限定書き下ろしSS付き★
回復魔法で敵を爆裂四散!!
学園カースト最下位からの大逆転
最弱最強ファンタジー!
【あらすじ】
『魔物を倒す冒険者』を目指す少年ノエルが持っていた能力は、治癒や支援に特化した、攻撃には使えない白魔法だった。
けれど人から馬鹿にされようと、友達から除け者にされようと、ノエルは決して努力をやめない。
冒険者養成学校で得た仲間たちとパーティーを組み、強い魔物だろうがなぎ倒し、ダンジョンを攻略する! そう、図書館でうっかり契約してしまった魔法の本『魔導書』を武器にして敵を殴る――!
持っているものは本でもフル活用! 白魔法師ノエルが切り開く、最弱最強ファンタジー!
感情タグBEST3
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1巻は面白い
本(物理)で殴りまくる、白魔法師。本来は攻撃に向かない主人公がどう戦っていくのか、見所があって楽しかったです。
1巻は主人公の育つ背景に読み進める手が止まりませんでした。
色んな異世界最強主人公がたくさんいる中で、転生者でもなく、高飛車な貴族の中で主人公だけが庶民寄りで皆の心を溶かして…とかそういう話ではありません。悲しい過去も持った、強い心の主人公です。
ただ、期待して3巻までまとめて買ったのですが、2巻で読む手が遅くなりました。物語に魔法が多々出てきますし、2巻は学園編なので試験やらダンジョン、モンスターと世界観がギチギチに説明されてます。読者にこれってこうしたら良かったんじゃない?と思わせないほど、なぜこの魔法はこうなのか等がキャラの会話や描写が細かく書かれていて、しっかり説明理由がありすぎるためか、読み手としては普通に納得してるのに、本に必要以上に言い訳されてる気分になってしまうのです。
主人公の人間らしい心の声が薄くなっていて、理屈めいている箇所が多くなったなと思ってしまい、2巻半ばで栞をはさみました。
ただ、それぞれの魔法師の特徴がしっかりあったり、矛盾に感じることもないですし、今後読み進めたらもっとキャラに感情移入できる気がしているので、のんびりと読み進めたいと思います。