【感想・ネタバレ】福岡はすごいのレビュー

あらすじ

人口増加率、開業率、通勤の利便性、第1位!
福岡市=シリコンバレー?! ハリウッド?!
なぜ「勝ち組」になれたのか

なぜいま、福岡市なのか。
福岡について、出身者はもちろん、進学や転勤などで一時的に住んだ人も、一様に口をそろえて「住みやすいまちだ」という。
その証拠に少子高齢化が進む日本において、福岡市の人口増加率は日本一になっている。「世界で最も住みやすい二十五都市」のランキング上位の常連でもある。
だが、福岡の魅力は住みやすさだけではない。福岡はいま、イノベーションや起業で先頭を走っているうえ、成長するアジアの玄関口も担っている。
著者の牧野氏は、いまの福岡が「数十年前のアメリカ西海岸」に相当するポジションにあると分析する。アメリカ西海岸といえばアップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックのビックファイブが生まれた地である。
自動車産業などの凋落に見舞われたアメリカ経済を西海岸が救ったように、開業率1位「日本の西海岸」福岡が、少子高齢化で「沈みゆく日本」を救うのではないか。
実際に東京、カリフォルニア、福岡に住んだ経験のあるジャーナリストが分析する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
はじめに
第1章  すごい福岡とすごいアメリカ西海岸
第2章  住みやすさがすごい~人口増加率日本一の秘密
第3章  起業家がすごい~日本のシリコンバレー
第4章  イノベーションがすごい~有機ELとバイオ
第5章  都市戦略がすごい~「日本のシアトル」を目指す
第6章  多様化がすごい~「人種のるつぼ」の可能性
第7章  エンターテインメントがすごい~音楽・映像の拠点
おわりに

<内容>
著者も大変楽しそうに書いているのが伝わる本であった。著者はジャーナリスト、文筆業。奥様は大学教授。この組み合わせで、東京、アメリカ西海岸、福岡と住んで、現在は奥様の仕事の関係で東京にお住まい。そこから「福岡がすごい」本を書いたわけである。3年余りの福岡住まいが彼を福岡びいきにさせたわけだが、もともと日本経済新聞社に在籍していたように経済系に強いので、第3~5章が特に詳しい。でも、福岡に住みたいと感じる書き方である。日本の東京一極集中はもう古い。大阪のように、東京と比較してどうにかしよう、ももう古い。相手は世界の都市。何かと規制の多い日本であるが、そこにもイノベーションはある。

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2018年07月02日

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