【感想・ネタバレ】バララッシュ 2巻のレビュー

あらすじ

1988年春。山口と宇部は上京し、アニメ制作スタジオに就職する。クセの強い先輩に囲まれつつ多忙で薄給な日々を過ごすふたりは、ついにスタジオの中心的存在・不破明と対面する。傑作を何本も生み出している演出家の不破は、山口にとって神にも等しい人物。しかし不破は山口ではなく、宇部の描く原画に強い興味を示したのだった――。
『太陽の王子 ホルスの大冒険』の躍動感を再現するまでに成長を見せる原画担当の宇部。宮崎駿と同じ煙草を吸ったり、金田伊功のセル画に興奮したり、プロ意識が足りない演出助手の山口。憧れや妬みの感情にもがきながらアニメの道を進んでいく男ふたりの物語、第2巻!

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Posted by ブクログ

天才肌のアニメーター、努力型の制作進行、
友人同士である2人の、若き日の奮闘の日々。
天才も凡人も努力する。
でもその先には実績のある「先人」がいて、
そことの闘いが、彼らをさらに磨き上げる…。
「表現」への道は、長く厳しく抽象的だなぁ。
内容といい時期といい、宮尾岳さんの
『二度目の人生アニメーター』と重なる部分もあるけれど、
こちらはより「作り手になる」ことが物語の中心。
このストイックな流れから、どう展開して「今」に
たどりつくのかが楽しみです。

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2019年02月22日

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