あらすじ
パパの育児が社会で注目されています。社会の変化により、パパの積極的な育児参加が求められるようになったのです。パパはママのように、妊娠や悪阻、出産がありません。ある日、突然、子どもが生まれてパパになります。このためパパは父親になるスイッチを自分から意識し、準備する必要があります。
本書は、子育てビギナーのパパがマンガストーリーと解説を通して「イクメン」「イクボス」になるための、パパの子育て入門書です。
●「最近ママとの関係がギクシャクしている……」
●「ママが妊娠中or出産直後……自分はどうすれば?」
●「離乳食・おむつ替え、子どもとの遊び方は?」
●「子育てと仕事を両立させたいんだけど……」
●「部下の仕事と育児が両立できるよう応援したいんだけど……」
こんな悩みにお答えします。
MIND(パパの育児と働き方&夫婦の協働)KNOWLEDGE(パパの役割&育児の基礎知識)SKILL(育児スキルアップ&遊び方のテクニック)など、今さらママに聞けないような、忙しいパパでもうまく育児の極意が満載です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・2つの遊びを大事に。2つとは遊戯と余裕。幼子は世の中で一番非効率で不経済な生き物。さらに3つの余裕がある。時間の余裕(子どもと関わる時間)、心の余裕(イライラしない)、育ちの余裕(子どもの成長を待ち信じる)
・家事育児をしているかどうかの基準はママと比べる。他のパパと比べても大した意味はない。
・女性活躍推進法が2015年に成立し、女性の社会進出が取り上げられるようになったが、家事育児に加えて仕事の三重苦を強いる危険性を孕んでいる。女性の社会進出は男性の家庭進出とセットで進めていかなければならない。
・楽しさ、大変さの2つが合わさり感情が大きく揺れ動くのが子育ての醍醐味。
・大人は効率的、経済的、うまくやるということを意識しているが、子どもは正反対の価値観や常識のなかで生きている。
・いずれ自分の時間は返ってくるが、子どもとゆっくりふれあえる時間は今だけ。大きくなったら自分の世界や友達を優先するようになり、ふれあいたくてもふれあえなくなる。
パパになる前
・上司や職場に報告
・働きやすい、過ごしやすい雰囲気を自分から積極的につくる
パパになってから
・"仕事と同じくらい"家族を大事にしていますということを周りに伝える(待ち受け画面や赤ちゃんの写真を机の上に置くのもいい)
・★相手の大切なものを認め合いながら、自分が大切に思うことを伝え、それをお互いに尊重できる関係性と職場環境が必要
・ワークバランスが広がらないのは、皆勤賞という価値観に起因。休むことは悪いことという意識がまだ根強い。休みを取得したあとに、休んでしまいすみません、ご迷惑をかけましたと謝る人も少なくないがこれも休みは悪いという意識からきている。
→感謝は伝えるべきだが、たしかに謝る必要はない
・パパが育休を取る意義
(子どもにとっていいこと)ママとパパと関われる子どもは豊かな人格形成を行える。
(ママにとっていいこと)産後はマタニティーブルーになりやすいママの精神面をサポート。パパの育児ポイント10倍キャンペーンタイムでもある。
(パパにとっていいこと)子どもの可愛さを実感できる。家族をつくるという意識がより強いものになる。
・ママの育児のお手伝いという意識ではなく、一人の人を守り育てる自覚をもつ。ママ任せでは、子どもと二人でなにかあったときに何もできない。困ったときのママ頼みではダメ。
・結婚し家族を持って、誰かに頼られることっていいなと実感。
・パパ友を積極的につくる。