あらすじ
ヒトの脳の一生は、面白いほど7年ごとに段階を経ていく。子ども脳から14歳までにおとな脳へと成長し、28年間であらゆる知識や感覚を得てピークを迎えるも、まだ試行錯誤を繰り返す。やがて更年期やもの忘れを経験し、心細くなるもの。だが、それは「老化」ではなく「進化」の証。物事の優先順位が見えてくる脳の最高潮期は、ようやく56歳で始まりを告げる! 脳と感性から紡ぐ「成熟」の極意。
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Posted by ブクログ
なかなか面白かった。男性脳と女性脳の違いは、今となれば、なんとなく聞く話ではあるけれど、一生の脳科学は面白い。脳の発達のようすを観察すると、七年というキーファクタがでてくる、というのも面白い。
と思って、ちょっとググって見たら、
「東洋医学の教科書ともいえる文献『黄帝内経(こうていだいけい)』には、「女性は7の倍数」「男性は8の倍数」の年齢の時に節目を迎え、体に変化が訪れるという記述があります。」というのも出てきた(養命酒のウエブサイト)。
面白い。
脳は寿命を知っているという。ヒトは、脳のゴールを知っていて、そのゴールに合わせて、自分の脳や体を、静かに折りたたんでいくように思える、とのこと。
また、脳は112歳までは進化が約束された、賞味期限の長い装置らしい。その装置を、いつまで使って、どこまでこの宇宙を楽しむかは、私たちの脳が決めることで、他人にとやかく言われることじゃない、とのこと。そりゃそうだ。
時代も大きく変わってきているし、もう自分の生きたいように楽しく生きる、そうしていきたい。そのために脳を進化させていきたい。