あらすじ
陽太郎の師、写真家の弘一には秘密の顔があった。それは銀塩写真探偵という驚くべきもの。ネガに写る世界に入り、過去を探れるというのだ。入れるのはたった一度。できるのは見ることだけ。それでも過去に囚われた人が救いを求めてやってくる。陽太郎も写真の中に足を踏み入れる。見たのは、輝きも悲しみも刻まれた永遠の一瞬で──。生きることとは、なにかを失っていくことなのかもしれない。哀切と優しさが心を震わす物語。
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Posted by ブクログ
物語の進行上、実は知り合い連鎖をし始める無理矢理感はありましたが、ちょいとだけファンタジー感で楽しめました。続編が出たら読むかも。
父親が家庭を顧みない風の描かれ方でしたが、後半で盛り返し、実家がなくなるのは自分の人生の一部か無くなるみたいで目を背けていたみたいな感覚は少し来ました。父親がキープレーヤーでしたね。
Posted by ブクログ
写真に感動して弟子入りしたら、写真の中に入れて探偵をしていることも判明。すごく題材がいいと思うのですが、師から弟子へ探偵の仕事を継ぐところで終わったので、是非シリーズ化して真下くんが実際に杏奈ちゃんと探偵するところを読みたいです。
Posted by ブクログ
フィルムカメラ、懐かしい。写真屋バイトしてたから、たまに逆巻きになってるフィルムを暗箱で開けて巻き直したりしたなー。と、自分の思い出も蘇る。写真の世界に入れるっていうのもいいなぁ。折角なら続編出してもらって、陽太郎の家族の先行きも知りたいな。