【感想・ネタバレ】誤訳ゼロトレーニングのレビュー

あらすじ

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「会議通訳者」「実務系翻訳者」「大学院で翻訳の研究」「翻訳会社の経営者」「東京外国語大学の通訳・翻訳講師」を経験し、多角的に翻訳を見つめてきた著者が「あらゆる誤訳のパターン」を網羅する「エラーカテゴリー」(英日日英 対応)を紹介。このカテゴリーに沿って、翻訳チェックを進めていけば誤訳ゼロを実現させることができます。本書ではこのエラーカテゴリーを簡単で実践的なトレーニングで身につけることができます。

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Posted by ブクログ

我ながら、誤訳本、好きだね~と思う。この手の本を見るとつい手が伸びる。
越前さんの本とか好きすぎて。

基礎部分は、あまりにもベーシックなことが書いてあって、私は翻訳はまったくの素人で門外漢だけど、ぜんぶ当たり前で常識的なことばかりに思えた。
プロを目指すような人ならこんなこと言われなくても分かるのでは・・・とも思ったけれど、この本はミスのパターンがカテゴライズされているので、提出前に自己チェックするとき、これをもとに効率よく確認できて、きっとすごく役に立つんだろうな、とも思った。

私にとっては後半の練習問題の方がおもしろかった。ふだんあまり読まないジャンルの問題が多かったからかも。
特に、英→日じゃなくて、日→英は、私はもう全く苦手だし、そもそもメール書くくらいしか自分ではしないので、なかなかよい頭の体操になった。

答えがあるって、いいよね!(=自分が何か英語で書く時、答えがないからつまらないし、いつまでも成長しない…)

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2022年03月13日

Posted by ブクログ

本書を通して、訳本を読む際に抱く違和感の原因が明らかになった。誤訳には、単純な知識不足をはじめとし、ニュアンスの違いや語彙選択の問題などの様々な背景が潜んでいるということを学んだ。例えば、コロケーション(単語同士の固定化した結びつき)の知識不足による誤訳には、「(人に)指示を出す」という日本語につられ、"contact with+人"を"contact to+人"としてしまったり、「~に反対する」を"opposed~"ではなく"opposed to~"としてしまったりする等が挙げられる。また、「きつい坂」を"steep hill"ではなく"sharp hill"とするような一見気づきにくい誤訳もあるため、洋書や洋画等を通して、文脈から言語学習していくことが重要であると考えた。他にも、コロンやセミコロンのロンの使い方などの役立つ知識も紹介されており、引用符とピリオドの位置関係などは私自身誤って使用していたため、非常に勉強になった。

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2020年12月04日

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