あらすじ
深呼吸したくなる。涙と希望の光が差す〈読む森林浴〉ミステリー。森に迷い込んだ人々の心温まる出会いの物語。 いじめ、進学、就職、恋愛、不治の病……それぞれに人生の悩みを抱え、希望を失った人々。彼らが迷い込んだ街中の広大な森の中に、その青年はいた。能天気に見える森番の青年が語りかける言葉は不思議な力で彼らの心に届く。ふれあいの先にある彼らの運命は。そして、森と青年に隠された禁断の秘密とは――驚きと感動に満ちた、希望のミステリー。解説/青木千恵
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Posted by ブクログ
あぁ人には人それぞれの悩みがあるんだなと。
木は大きくなる。
年を重ねる分大きく成長する。
木はいいなぁ。
人は年を重ねると老いる。
齢をとりたくないなぁ。
はて、人も木も同じ。
時間は等しい。
人も年を重ねることで成長していると言えないだろうか?
木も年を重ねることで老化していると言えないのだろうか?
人も年を重ねることで成長している。
今が一番若い日。
そう、大きな木を見て人は過去を思う。
でも、他人を見て人は比べたがる。
常識は偏見のコレクション。言えて妙だと思う。
わだかまり。他人には見えるが、自分では見えない。そんなことに気付かせてくれた本。