あらすじ
アメリカは世界とどのようにかかわっていくのか? ロシアはなぜウクライナから撤退しないのか? 中国はなぜ外洋へ出ようとするのか? EUの体制はこれからどうなるのか? なぜ中近東ではいつも紛争が起きるのか?
「地政学」とは、地図をもとに政治や軍事を考えていく学問。軍事理論でもあるため、戦後の日本では封印されていた。
その地域で起きていることは、ある程度、その地域で積み重ねられてきた「歴史」を紐解くことで見えてくる。しかし実際にいま起きていることの多くは、地政学を使うことでかなりクリアに見えてくるのだ。
激動の世界の中で、日本はどのように動くべきなのか? 混沌として先の見えない時代。この一冊で「いまの」世界がつぶさにわかる!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
そうだったのか、世界の問題!
日米関係、日中関係、冷戦、南沙諸島問題、ギリシャショック、ブレグジットにパレスチナ問題…世界史や時事のあらゆる問題が何故そうなったのか?
「?」が「!」に変わる本。
Posted by ブクログ
最近良く耳にする地政学の入門書。アメリカ、ロシア、中国、EU、中東、アジアの各地域ごとに分けて解説。各国の首脳はどういう考えで世界を見ているのか、なぜ各地でテロが起きるのかなど、現在の世界情勢がわかりやすく説明されている。地政学を学ぶ最初の一冊としてオススメ。
Posted by ブクログ
フリーライターである著者が現在の世界情勢を図解も交えてわかりやすく解説した一冊。
本書を読むことによって、アメリカやヨーロッパやロシア、アジアの各国の国家の戦略や歴史を図解を通して学ぶことができました。
そして、世界各国の力関係や得意とすることが明確にわかりました。そして、今の世界情勢や各国の思惑も理解することができました。
また、マージナルシーやリムランド、チョークポイントといった地政学の用語の意味も知ることができました。
本書を読んでバッファゾーンを巡る争いから世界的な戦争に発展していることやランドパワーとシーパワーという視点を持つことで冷戦が共産主義と資本主義のイデオロギーとは違った側面が見えることは印象に残りました。
グローバリズムの考えがが変わりつつある現代において、本書にある地政学を知ることで組織運営にも繋がると感じた一冊でした。