【感想・ネタバレ】本好き女子のお悩み相談室のレビュー

あらすじ

「本が売れない」と言われながら、今日も全国で魅力的なブックイベントが開催されている。そして、それらを支える主催者、お客さんの中には熱心な女性の存在が目を引く。「一箱古本市」主催の著者が日本各地のイベントで出会った本好きの女性に、読書遍歴を語ってもらいながら、そのうえで彼女たちが抱えるお悩みを聞き、そこに効く3冊の本を処方する。本好き女子のお悩みブックガイド。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

“一箱古本市”というブックイベント主催の南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)という1967年生まれのライターのオジサマが、10代から40代の全国各地の本好き女子に読書遍歴とお悩みを聞き、彼女たちに合う本を3冊おすすめするというインタビュー集&ブックガイド本。

お悩みは『他人に影響を受けすぎる』『悪い方向に取る癖がある』『決められない性格をなおしたい』変わり種は『酔った感覚を味わいたい』など。
なんというか、みんなおんなじようなことで悩んでるんだな、とちょっとホッとしました。
人間叩けば悩みくらい出てくる(^_^)

それに対する南陀楼さんのおすすめ本は自己啓発本の類は一切なく、小説やエッセイ、伝記など。
わたしでも読んだことのある現代人気作家さんから大御所まで、幅広く紹介されています。
ほとんどが文庫化されているものなので、お財布にも優しい。

それにしても出てくる本好き女子のアクティブなこと!
“一箱古本市”に出店しているくらいなので、本と、本に関わる事が好きなのは間違いないだろうけど、その後本当に本屋を開店した人もいる!

“一箱古本市”は全国各地で同様のイベントがあるらしいので一度訪ねてみたいです。

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2019年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル通り作者が様々な本好き女子の悩みに沿った本を3冊ずつ紹介していく。

人の顔色を伺いがち、両親とうまくいかない、他人に振り回される、など普遍的なものから、酔った感覚を味わいたい、すぐに冒険したくなる、など少し変わったものまで多種多様な悩みが目白押し。
自分が浅学ゆえかもしれないが、題名も作者も聞いたことがない本をあらすじ付きでたくさん紹介されていて、興味深かった。
紹介されていた面白そうな本は、おいおい探して読んでみようと思う。
この本で特に印象に残ったのは作者が相談者の女子とそれぞれどのように出会ってどんな本が好きなのか、本好きのルーツとなったのはどの本かを丁寧に聞き取りしている所。
知っている本を読んでいれば仲間だな、と思ったし、知らない本だとどんな所がこの人は惹き付けられたんだろう、と興味が湧いた。

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2023年09月29日

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