あらすじ
「本が売れない」と言われながら、今日も全国で魅力的なブックイベントが開催されている。そして、それらを支える主催者、お客さんの中には熱心な女性の存在が目を引く。「一箱古本市」主催の著者が日本各地のイベントで出会った本好きの女性に、読書遍歴を語ってもらいながら、そのうえで彼女たちが抱えるお悩みを聞き、そこに効く3冊の本を処方する。本好き女子のお悩みブックガイド。
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初めて一箱古本市の店主をやることになったため、イベントの前に関連する本を読もうと思いこの本に出会った。この本では、作者が一箱古本市で出会った個性豊かな本好き女子たちの読書遍歴が綴られている。そして、本好き女子たちのお悩みに対して作者が3冊本をセレクトして処方するという企画なのだ。同じ悩みを持つ人に共感したり、凝り固まった考えが解けたり、面白そうな本に出会えたりした。ひとりひとりの人生はとても面白く、自分の好奇心にとことん忠実。私も本が好きで挑戦したいことがあったので、背中を押された気がした。
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2019年再読。
この方、名前からしてきっと良い方に違いないと思うのは私だけではないはず。
一箱古本市が魅力的すぎて調べたけど、私の街では開催されてなかった!残念!
読書の幅が広がりました。
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レビューを拝見して、知った本です。
ライターで編集者の著者が、日本全国を古本市、ブックイベントなどでまわりながら、「本好き女子」三十五組、三十九人に彼女たちがいま悩んでいることに対して、三冊の本を「処方」するという試みの本です。
出てくる三冊の本以外にも、「本好き女子」の方々の、読書遍歴や読書に対するスタンスや、生き方までもが詳しく載っていて大変楽しく読むことができました。
この手の本に私は目がなくて、よく読むほうだと思うのですが、そうすると、大体、有名な本で、タイトルだけは知っているものが多かったりするのですが、この本はそういう王道的なブックガイドとは趣向が違っていて、初めて知ったタイトルの本も多く参考になりました。
今回付箋を貼ったうちの何冊かは、絶対読もうと思います。
(前も他の本のレビューに同じことを書いた気がしますが)
まだ、この本でチェックした本も未読なのに、続編が出ればいいと思ってしまいました。
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ブックガイド的エッセイ。一箱古本市に出店した一般女性の中から、著者と趣味の合いそうな人にインタビューを敢行し、それぞれの章の前半は、各人の生い立ち(特に読書遍歴)が描かれる。で、それぞれから得られた質問をもとに、著者がオススメの本を提示する、っていう体裁。結局のところ自分的には、各書籍の紹介文を見て、気になる本をピックアップっていう読み方になったけど、その仕方が独特なこともあって、エッセイとしても十分に楽しく読ませてもらいました。
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自分の狭すぎる読書の世界を大いに広げて頂いた。こんな本のエキスパートが身近にいたらなぁ、とつくづく思う。最近流行りの一箱古本市の火付け役と知り、なるほど。根津、谷中、千駄木…まだ行った事がないのだが、是非その情緒を味わいに行きたい。
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一箱古本市に出店している女の子たちの悩みに合わせて、
本をオススメしてくれるというなんとも贅沢な内容。
わたしは本が大好きなのに、恥ずかしながら一箱古本市の存在を知りませんでした。こんな心くすぐられるイベントがあったなんて!
今度近くである時には絶対に行こうと心に誓いました。
そしていつかは出店してみたい。。♡
最近読む本が偏っている気がしていたので、視野を広げたくて購入しましたが、古いものから新しいものまで、ジャンルも幅広く、とっても参考になりました。
内容はもちろん、おわりに、で筆者さんが書かれていらっしゃった言葉に感銘を受けました。
紙の本はなくならないでしょう。
わたしもそう思うから、なんだか安心しました。
いつか南陀楼綾繁さんにお会いしてみたいなぁ。
そしてわたしの悩みにも、本を処方してほしい。笑
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本好き女子の悩みを読んでみると、私が抱えている悩みを同じ様に抱えている女子が沢山出てきた。この本を読んだことで「私だけが持っている悩みではなく、皆同じように悩んでいるのだ」と安心することができた。
筆者が明確なアドバイスはせず、あくまで"自分の意見"を伝えている所も良かった。
女子が紹介する幼少期に読んだ本の中に、小さい頃に読んだ本が沢山出てきた所も親近感を持って読み進めることができた。
筆者の処方する3冊の本はマイナーなものが多いため、本好きには新たな本との出会いにも繋がる一冊になると思う。
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“一箱古本市”というブックイベント主催の南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)という1967年生まれのライターのオジサマが、10代から40代の全国各地の本好き女子に読書遍歴とお悩みを聞き、彼女たちに合う本を3冊おすすめするというインタビュー集&ブックガイド本。
お悩みは『他人に影響を受けすぎる』『悪い方向に取る癖がある』『決められない性格をなおしたい』変わり種は『酔った感覚を味わいたい』など。
なんというか、みんなおんなじようなことで悩んでるんだな、とちょっとホッとしました。
人間叩けば悩みくらい出てくる(^_^)
それに対する南陀楼さんのおすすめ本は自己啓発本の類は一切なく、小説やエッセイ、伝記など。
わたしでも読んだことのある現代人気作家さんから大御所まで、幅広く紹介されています。
ほとんどが文庫化されているものなので、お財布にも優しい。
それにしても出てくる本好き女子のアクティブなこと!
“一箱古本市”に出店しているくらいなので、本と、本に関わる事が好きなのは間違いないだろうけど、その後本当に本屋を開店した人もいる!
“一箱古本市”は全国各地で同様のイベントがあるらしいので一度訪ねてみたいです。
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女性が色々な悩みを抱えていて面白かったです。小さい頃に読んだ本が似ていたり、中高で忙しくて本を読まなくなる人が多かったり共感できる部分がたくさんありました。
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自力では辿り着けないような本が多数掲載されていて、ブックカタログ的に読みました。
本好きの皆さんの子ども時代の読書歴も紹介されているので、子どものいる方にも楽しめるのではないかと思います。
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筆者は、不忍ブックストリート一箱古本市を企画されたかた
一箱古本市の参加者に声をかけて、その人たちのお悩みを解消するおすすめの本を紹介する
という形式
全国の一箱古本市の概要と、お悩みを解決する書評をみつけられるので
とっても内容の濃い一冊
気になるお悩みから索引引きしてよんだよ
書評もよくまとまっていて、気になる本20冊くらいここから出てきた
本の紹介の仕方がうまい
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新しい切り口の作品。
日本にいる女性の様々なお悩みに本を勧めることで少しでも力になろうとする本。
同じような悩みを抱えている場合は、おすすめ本を取ってみるのもアリかもしれない。
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タイトル通り作者が様々な本好き女子の悩みに沿った本を3冊ずつ紹介していく。
人の顔色を伺いがち、両親とうまくいかない、他人に振り回される、など普遍的なものから、酔った感覚を味わいたい、すぐに冒険したくなる、など少し変わったものまで多種多様な悩みが目白押し。
自分が浅学ゆえかもしれないが、題名も作者も聞いたことがない本をあらすじ付きでたくさん紹介されていて、興味深かった。
紹介されていた面白そうな本は、おいおい探して読んでみようと思う。
この本で特に印象に残ったのは作者が相談者の女子とそれぞれどのように出会ってどんな本が好きなのか、本好きのルーツとなったのはどの本かを丁寧に聞き取りしている所。
知っている本を読んでいれば仲間だな、と思ったし、知らない本だとどんな所がこの人は惹き付けられたんだろう、と興味が湧いた。
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中脇初枝『わたしをみつけて』
筒井康隆『時をかける少女』『みだれ撃ち涜書ノート 』
ながさわたかひろ『に・褒められたくて』
小池龍之介『沈黙入門』
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東京の谷根千エリアを発祥の地として、2005年から「一箱古本市」といういわば本のフリマイベントが全国的に開催されているらしい。その仕掛人である南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さんが、一箱古本市の出店者のなかの気になる女子たちに、これまでどんな読書人生を送ってきたかといったテーマのインタビューをして、ついでに彼女たちの悩みを聞いて、オススメ本を紹介する。という内容の本。
正直、読んでいてグッときたりハッとしたりする瞬間はあまりなかったが、紹介された本のうちいくつかはメモっておいた。また、一箱古本市のイベントはいつかのぞいてみたいなと思った。
しかし改めて、「本好き」っていってもいろいろだなあと実感。「音楽」「映画」「スポーツ」なんでもそうなのかもしれないけど。私もなんだかんだいって、ここ最近はムーミンか安野光雅か歌舞伎か歴史だしな。世界は広い。