【感想・ネタバレ】紀貫之のレビュー

あらすじ

紀貫之は「古今集」の重要な歌人かつ中心的な編者であり、「土左日記」の著者としても知られ、また「伊勢物語」の作者にも擬せられている人物である。しかし「下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集」と正岡子規によって痛罵されて以来、つねにその言葉がつきまとい、正当な評価が妨げられてきた。はたしてそうだったのか? 本書は、詩人の魂による繊細な鑑賞によって「子規以来」のイメージを覆し、貫之が「フィクション」として豊かな才能に恵まれていたことや古今集の特徴である象徴と暗示を体現した歌人であったことなどを、精緻に論証していく。貫之の復権を成さしめた画期的歌人論。読売文学賞受賞。

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Posted by ブクログ

「紀貫之」について、定番は、この本と、藤岡忠美さんの「紀貫之」(講談社学術文庫でしょうね。ぼくは、藤岡さんの本に思い入れがありますが。

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2019年07月14日

Posted by ブクログ

数少ない紀貫之関連書籍で本屋さんでようやく発見し購入 有名な大岡さんの執筆なので期待しましたが、前半は正岡子規の話から延々と続いてなかなか退屈です 致し方ないとはいえシンプルに紀貫之を知りたいと思って読むとかなり辛いです

半分くらい我慢して読みましたが、今ひとつ共感が出来ずに最後の方は飛ばしながら読みました

時間が経ってからもう一度読もうと思います

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2024年10月04日

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