【感想・ネタバレ】無限のビィ上のレビュー

あらすじ

時は昭和46年、東京は下町の三崎塚。十年前の列車事故大惨事で知られる街に住む信悟少年。知的障害を持つ弟将悟を慈しみ守りながら、近所の子供たちと元気に遊んでいた。けれど、学校に美人の水島先生が赴任してきたとたんなにかが変わった。夜中に烏(からす)が人を襲い、人殺しが二件。魂の抜けたような女の子も保護された。街が徐々に暗い影に覆われ始めた。美人先生の正体は? 街の運命は? 昭和の下町を舞台に描く、直木賞作家渾身のノスタルジックホラー。

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Posted by ブクログ

列車事故大惨事で知られる街で、信吾は知的障害を持つ弟を慈しみ守りながら元気に暮らしていた。だが、新しく赴任してきた水島先生の手に触れた日を境に、周囲で不可解な事件が続く。悲劇の連鎖はいつしか街全体を呑み込み…。

国鉄戦後五大事故の一つ三河島事故をモチーフにしたSF作品。朱川湊人らしく昭和30年代の下町の様子が細かく描かれる中、不気味な雰囲気で物語が進む。三河島事故の描写がやや冗長な気もするけれど、展開が気になり次々とページをめくりながら下巻へ。
(A)

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2019年02月24日

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