【感想・ネタバレ】脅迫結婚【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】のレビュー

あらすじ

イモジェンは18歳の時、ドラッコと婚約した。10歳年上で、亡き父の右腕だったドラッコは、子供の頃からの憧れの人。すばらしい男性、そしてやっと実った初恋。彼女は幸せを感じていた。だが結婚式の日、ドラッコとのただならぬ関係をほのめかす義母の言葉を否定しようともしない彼に失望して、イモジェンは教会から走って逃げた。4年後、一度は放棄した父の遺産が必要になり、弁護士に連絡をとってイモジェンは帰郷することに。だが、待ち合わせ場所に現れたのは――ドラッコだった。とまどうイモジェンにドラッコは言い放つ。「君と僕はまだ婚姻関係にある。妻として僕の子供を産んでもらう」

■ベスト・ブック・オブ2003と題して、この年に最も話題を呼んだ傑作をお贈りします。2011年に亡くなったロマンスの女王、ペニー・ジョーダン。彼女が得意とする、傲慢な年上男性に憧れるピュアなヒロインの初恋物語をお楽しみください。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

全体としては、興味深く読めました。
ヒーローの傲慢すぎず、ひたすらヒロインだけを見つめるその健気なまでのひたむきさにも脱帽。

ただ、読み通してみて、幾つかの疑問というか矛盾を感じました。
まず一つは、ヒロインのイモジェンのお父さんの遺言について。ヒーローのドラッコが娘を愛しているのはよく判るけど、娘がまだ子供だから、求婚は大人になるまで待ってやって欲しい。
一見、娘を思う父親の心情からよるものだと理解はできるものの、娘が21歳になるまでと限定しています。
ちょっとやり過ぎというか、現代の父親でそんなことを言う父親が本当にいるのかな? と不自然さを感じました。
二つ目は、イモジェンが結婚式当日に逃げ出した原因-義母リサのついた嘘についてです。リサは継娘の夫となるドラッコに横恋慕しているから、リサとドラッコが道ならぬ関係にあるとイモジェンに誤解させた、これは理解できるんですが、ドラッコはイモジェンの父の遺言を守ろうとして、その誤解を解けなかった。
もちろん、いったんは彼の元から逃げ出したイモジェンと再会してからのことですが。
そこも、普通ならもうイモジェンに自分の正直な気持ちを打ち明けると思うんですが。。。
幾ら遺言といっても、自分らの結婚が危機的状況に瀕しているんですから、そんなことを言っている場合か? 
 この二つが私は気になりました。
 二人とも両想いなのに、誤解が元ですれ違いか続く、、でも、ちょっとストーリーの設定的に無理をして創り上げすぎているような。
 あくまでも個人的感想ですが。

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2018年06月21日

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