あらすじ
「おまえの腹ん中 どうなってんだろうね」「尊が望むなら あなたの“役に立ちます”」
高校生の尊は、尊を献身的に世話するアンドロイド「さく太郎」と暮らしている。
しかし尊は、「さく太郎」を冷酷に扱い続ける。《ある事件》をきっかけに、友好的だった尊の態度は変化したのだった。
かつては、「“俺だけ”のアンドロイドだ…」とその美しさに魅了されたはずなのに…。
「あいつは……人間じゃない ただの話す機械だ」
アンドロイドに無関心ぶるクール攻×ポンコツ聖母受アンドロイドの憎しみと欲情が交わる異種間セックスが始まる――。
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人間もどきへの違和感
評価が低かったので気になって。
これは人間そっくりの人間じゃないものへの違和感とか齟齬とかそんなザラザラした感触を描いてるのだと受け取った。アンドロイドは人間のような悪意はないけれど、善意もない。
人間と同じような対応を想定してると落差がすごい。
という意味ではものすごくリアル路線。
ロボット(アンドロイド)には長らく「不気味の谷」というものが存在していて、人間に近くなればなるほど違和感が強くなる。っていう話に好意と憎悪と依存と思春期の持て余した性欲を盛り付けた物語なのだと解釈した。
登場人物が多いのにとっ散らかってるので、途中でわけわからなくなるけど、物語の最初と最後でキャラクターの印象が変わるのはこの作家さんの持ち味だと思うので、期待して追いかけたい。謎もいっぱい。
まだ尊自身がどうしたいのか悩んでる最中なので、この先の展開は読めないけど、必ずしもハピエンじゃない物語であってもいいかなーと思ってる。
ちゃんと着地して欲しいので期待を込めて⭐︎5です。
匿名
おー
新たな分野って感じがしました。心が壊れててなんか全てがどうでも良さそうな主人公とアンドロイドの設定いいなーって思ったけど、目が怖い笑