あらすじ
そろそろ本気出したいあなたへ。超・面倒くさがりやの著者が「京大現役合格」「人気ブログ運営」「シェアハウス運営」をやってのけた、ゆるく続けられる独学勉強法! 歯磨きするように、勉強しよう。
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Posted by ブクログ
現在の仕事や学習の進め方がしっくりこず、改善法が見つかればと思い購入。
自分の生活スタイルにもすぐに活かすことができる知識が豊富に載っていて、すごくタメになりました。
知識はが感覚的に縦よりも横に広がるから、アイデアを書き出すときは横長の紙を使うというライフハックなど、ハッとさせられる考え方が多くありました。
Posted by ブクログ
この本は、京大現役合格やブログのヒット、本の出版などをやってのけた日本一有名な元ニートであるphaさんが公開する勉強ハウツー本。
勉強を努力や耐えるものとしてではなく、らくに楽しむ趣味として紹介している。
本を読みながら考えたことや参考になったことについて、メモに残しておくことにする。
■なぜ勉強するのか?
僕がこの本を手に取ったのは、何かによってもっと人生を楽しめるようになりたいと思ったからだ。
そして、その何かは「勉強」だと思った。
子供の頃から人より不器用だから、何事もできるようになるまで時間がかかるタイプの人間だった。
ちょうちょ結びを何度も練習して靴紐の結び方を覚えたときのよろこびは今も覚えている。
大人になってからも、パワーポイントでプレゼン資料を作れるようになったときや、新しいカクテルを作れるようになったとき、できることが増えて楽しいと思った。
phaさんは「勉強は楽しい趣味だけど、そのよさがわかるまでは慣れや訓練が必要な少しハードルが高い趣味だ」と言う。
何でもいいから何かについて調べて、それをノートにまとめたり、実践に活かしたりすること。そして、その一連の作業に慣れること。
それが勉強を楽しむ第一歩だとのこと。
勉強なんてつまらない、苦行だと思いがちだけど、勉強を楽しめるようになり、自分のできることを増やすことができたら、楽しいと思う時間が増えるはずだ。
■なぜ書くと良いのか?
作家であるphaさんは、文章を書くモチベーションを「自分がもっといろんなことをわかりたいからだ」と言っている。
僕はこれがなんかいいなと思った。
勉強した内容を人にもわかりやすく説明できるようになるまで定着させることは、自分ができることを増やすのと同じ。
さらに、書くことは、勉強した内容をもとに自分が何を考えたのか、思考をハッキリさせる効果もある。
言葉にならなかった自分の感情を理解することにもつながるのだ。
また、phaさんは勉強という行為について「本に載っている情報に自分なりのメタ情報を付け加えていくこと」だと言っている。
メタ情報とは情報の周辺にある情報のことだ。
例えば単語の意味だったら具体的な使い方、人物だったらエピソードなど。
物語や感情と結びつけて情報を覚えることで勉強内容がより濃いものとなる。
勉強するときには本に載っている内容をただそのまま覚えるのではなく、自分なりの思い入れや思想などを書き加えてみる。
そうすることで、情報は長期間使える自分の武器となるのだ。
■インプットのコツ
インプットのコツについて、この本ではテクニックを豊富に紹介している。
その中で個人的に特に取り入れたいと思ったことは次の3つだ。
▽まったく新しいことについて学ぶ際、最低3冊以上同じジャンルの本を読む
phaさんは「何か新しいことを学ぶ場合、本を3冊以上読むようにすると知識が曖昧なかんじになり良い」と言っている。
1冊の本しか読まない場合、書いてある文章を丸覚えするしかないから、自分の言葉で語ることが難しいとのこと。
僕もライターをやっているときに似たような経験をしたことがある。
リサーチの際にインプットする記事が1つや2つだと、書く文章が同じようになってしまい、これはコピペではないか?と苦しんだ。
勉強したことをしっかり自分のものとするためには、自分の言葉で語れるようにすることが大事というのはよく分かる。
じゃあどうすればいいのかという話なのだが、「最低3冊」という基準は参考になる。マネしようと思います。
▽忘れるたび何度もくりかえし覚える
いろんなところで聞くように思うが、記憶には「長期記憶」と「短期記憶」の2種類がある。
phaさんは「何かを勉強して覚えるというのは、本を読んだりして頭の中の短期記憶に入った情報を、長期記憶に移し替えるということだ」と言っている。
そして、短期記憶から長期記憶への移行は簡単ではなく、勉強した内容を「覚える」ためには、脳へのインプットを何度も繰り返すしかないことにも触れている。
この本では、読書メモをまとめたノートを読み返して復習することを推奨しているけど、ここは大切だと思う。
過去の経験から、ノートをまとめることは一生懸命取り組むけど、あとからそれを読み返すというのはおざなりになってしまっていたからだ。
▽フローからストックに移す作業をする
読書メモをとるといっても、どのようにとればいいのかよく分からないかもしれない。
この本では「フロー」と「ストック」にわけて区別することを紹介している。
フロー:
頭の中のものをとりあえず書き留めておくメモ。
フローは見やすさやわかりやすさを考えないで、雑にどんどん書いていくとよい。
ストック:
フローで書いたものをしばらくしてから整理したノート。
ストックは知らない人が見てもわかるようなものを目指して作成する。
「フローで書き留めたメモは数日以内にストック化することによって、覚えた内容をふりかえることにもなるのでよい復習になる」とのこと。
自分はというと、今まで最初から綺麗にノートを取りすぎていたように思う。
フローとストックを区別することで勉強の効率がアップするかもしれない。これもマネしよう。
Posted by ブクログ
筆者は頭がいい人なんだろう。わかりやすい言葉でゆるく書きながらも、所々に本や漫画の引用が新鮮だったので飽きることなく、一気に読めた。
知識の整理術に関して、①インプット、②アウトプット、③モチベーションの3章に分けてメソッドが説明されている。
「脳内を拡張する」というワードが個人的には気に入った。今後に活用していきたい。
そして付録のマンガガイドが特にお気に入り。美術好きの自分はさっそく「ギャラリーフェイク」を読み始めた。面白い。
マンガを読む習慣はなかったけれど、本とマンガをバランスよく読めるといいなと思う。
参考になったポイントをまとめる。
①インプット
・言語化する=書く。書いたものを見返すことで脳内への定着、目標の認識、認知行動療法などが期待できる。
・マンガを入門書として使う
・復習はちょこちょこ行う
②アウトプット
・ブログは脳の拡張の思考ツール:いろいろなことを深く考えたい、考えたことや調べたことをできるだけ覚えていたい、など。自分のため。人に見せる外向きのベクトルと自分用の内向きのベクトルのバランスがちょうど半々くらいに保てるのがブログのいいところ。
・外向きベクトルの効能は、他人に教えて理解が深まるという点と、他人からの反応で知識が広がるという点。インターネットには自分より知識がある人もない人も、どちらも無数にいるので、発表するだけの知識がないからと遠慮することはない。
・発声練習のように、ツイッターで意味のないことをつぶやくことから始める。長い文章を書く前の準備体操になる。
・他人の目線でみるためには、「見るデバイスを変える」のも有効。
・スイッチが入る作業音楽を自分に条件づけておく。
③モチベーション
・『人間臨終図巻』を読んで「せっかく生きてるんだから何かやろうか」と考える
・実際よりもちょっとダメなくらいに自分のことを見積もっておいたほうが、いい。
Posted by ブクログ
知識を「ただ知っている」と「使いこなせる」は違う、ノートに書くのはあとで読み返すためとの主張に納得。自分のダメさを計算してスケジュールを組めば慌てずにすみそう。
頭を整理する方法をああしろこうしろではなくて、自分はこうした方がいいと思っているんだよと一つ一つ提案していた。自分の行動を振り返る、客観視するのは大切だ。
Posted by ブクログ
読みやすい内容の本だった。
インプット・アウトプット・モチベーション・スケジュールとすぐ始められることばかりだったので生活の中にも取り入れていきたい。
特にアウトプットの何かを用紙に書く時に上下の広がりは順番ややることなどを整理するときに、左右の広がりはアイデア出しなどをするときにというのは実際に取り入れてみたいと思った。