あらすじ
こんなわたし、知らなかったの。
女子大生・琴音と、優しい青年実業家。 二人の出会いから、その関係は始まった。 最高に純粋で淫乱な、主従関係ラブストーリー。
【あらすじ】
女子大生の琴音は、学業の合間に出来るバイトを探していた。苦労の末に見つけたのは、青年実業家・白石周平の秘書。それまで化粧気もなく、恋愛経験もなかった琴音は、周平の悪戯っ子のような笑みに惹かれ、「特別な関係」に堕ちていく。そして、ある夜誘われたホテルの一室で彼女を待ち受けていたのは、目眩い快楽の世界だった。周平は琴音が隠し持っていた「もうひとりの淫乱なわたし」を暴き、犯し、解放していく。激しい欲望と純粋な愛情に溢れる、痛く切ないBDSM(主従関係)ラブストーリー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「女性の独白」というようなスタイルで綴られた、甘美でもあり、切なくもある物語だ。
琴音がどうなるのか?白石との関係の行方は?ページを繰り始めると「次?」と気になって、停まらなくなってしまう…
Posted by ブクログ
女子大生が、オッサンにいいようにされてMになってしまう話。
と、書くと身も蓋もないが、本当にそうなんだものww
とはいえ、間に彼女の生い立ちをはさみこむことで、人の<業>はどこからくるのか、なにから発生するのか、みたいなことを考えさせれるから、さすがに大石圭なのである。
が、最近ステレオ化が激しいのはいなめないですよ。やれやれ。
結局、自我に乏しいうえに、その自覚がないものが、こういう罠に落ちてしまうんだろうな。
欲と愛情は違うのに、求められていることでそれが愛だと思いこんでしまう。その精神の未熟さにつけこまれたのに、多分彼女は一生それがわからないままなのだろう。
一応、美しく終わってるんだけど、それがさらにやるせない気持ちにさせるのである。