【感想・ネタバレ】ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語 上のレビュー

あらすじ

2011年、網走。亡き息子との思い出の地を訪れた「わたし」の胸に甦るアイヌの歌。その調べに導かれ、ある少女の波瀾に満ちた物語が繙かれる。キリスト教迫害が進む17世紀、アイヌと和人の子チカップは、聖職者を志す少年ジュリアンと共に、故郷のマツマエから遠く離れたナガサキ、そしてマカウを目指す航海に出る。時を越え海を越え、多層的な物語が壮大に繰り広げられる、遺作にして津島文学の集大成。

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Posted by ブクログ

海、歌、時空、迫害される少数の民、きりしたん。アイヌとも違う、北方少数民族ウィルタの博物館ジャッカドフニ。アバシリ、マツマエ、シレトコ、地名が全てカタカナであること、行間を繋ぐ言葉がアイヌの歌であることが文字を持たない文化圏の物語と情緒を出してる。わかるようなわからないような。
母を呼び唄う子チカと子を呼ぶ母親。時代も背景も違う2人は下巻でどこかで繋がるのだろうか。

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2022年11月16日

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