【感想・ネタバレ】愛がいない部屋のレビュー

あらすじ

誰もが憧れる高層マンション。そこに住む愛子は、幸せな結婚生活を送るはずだった。しかし、ある日「愛」は暴力に変わり――(表題作)。セックスレスの夫婦生活に疲れた、うらら。彼女はマッサージ店で働く15歳年下の青年に想いを寄せるようになる。だが、突然彼にホテルへ誘われて…(「指の楽園」)。切なくて苦しい恋に悩みながらも、前を向いて歩いていく女性の姿を描いた10のラブストーリー。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

神楽坂の高層マンションを舞台に紡がれる人生のかたち。ハッピーでないはなしがほとんどの、苦かったり虚しかったり。『いばらの城』と『愛のいない部屋』がよかったかな。

0
2015年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

神楽坂にある高層マンションを舞台に繰り広げられる人間模様。恋を中心に、そこに住む人のいろいろな顔や感情を見ることができる。決して他人ごとではなく。

近くにあるのに、遠い相手の感情。
悩むは尽きることはないね。

0
2014年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

端的に言うと良かった。
全ての作品に女性への優しさ、リスペクトがあるから好き。
中には共感出来ない作品もあったけれど今後の人生を色々考える時間になったな。

特に好きな作品は『落ち葉焚き』。世代でもないのに泣きそうになった。娘さんと同じ立場になったら絶対受け入れようと思った。
『魔法の寝室』も好き。
1冊の中で一番刺さった言葉は『愛がいない部屋』の「あなたはずっとわがままなんていってないんでしょう。女はそれじゃあ、ダメよ。」本当にそう思う。そう思っていた中でこの一文を見つけてやっぱりな、と寂しくも嬉しくなった。私も変わらなきゃな、と思えた。

0
2018年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

神楽坂の高層マンションの住人を舞台にした恋愛短編集。恋愛の形、家族の形は、本当に様々。上辺だけでは、誰もが幸せに見えるのに。心はあちこちと揺れていたり、苦しんでいたりもする。高層マンションに住むというのは憧れでありながらも、実のところ、中身は憧れの世界でもないお話がちりばめられています。短編なので、サラリと読めます。ただし、残るものは少ないかもしれません。
【愛】をテーマにした物語。それぞれの生き方で【愛の形】は違うということでしょう。
「落ち葉焚き」では、老後の生き方、恋はいつまでするのかを考えさせられる。不倫を繰り返す主婦の話「夢の中の男」は、奥深いものがあります。女性の心の闇が見え隠れする。
一番好きなのは「ホームシアター」ニートの息子と父親の繋がり。ホロリとくるセリフも。

0
2017年11月25日

「小説」ランキング