【感想・ネタバレ】侯爵の逃げ出した花嫁のレビュー

あらすじ

離婚でも婚姻の取り消しでもいい。侯爵との結婚という枷から逃れられるなら。

ベリンダの結婚式の最中、突然、威圧するような男性の声が響いた。「ベリンダはぼくの妻だ。2年前、ラスベガスで結婚式を挙げた」声の主は不動産王のイースターブリッジ侯爵ことコリン・グランヴィル。最高級のスーツに身を包んだ愛しい男性の姿を見て、ベリンダの体に狂おしいほどの情熱が甦る――2年前、訪れたラスベガス。ハンサムでセクシーな彼の甘い誘惑に我を忘れ、愚かな言葉を口にした。“結婚するなら、あなたのベッドに行くわ”まさか本当に結婚式を挙げて、ベッドへさらわれるとは思いもせず。でも翌日、結婚は白紙撤回したはず……。「いや、ぼくたちは夫婦だ」彼は傲然と言い放つ。今この瞬間から、妻としての義務を果たせと。

■D-1745『伯爵のかりそめの妻』、D-1775『公爵に捧げた無垢な恋』に続く関連最終話です。逃げるヒロインを追い続ける侯爵の、傲慢すぎる情熱愛は圧巻! さすがUSAトゥデイのベストセラー作家、と納得の逸作をどうぞお楽しみください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったです。
最初に本の帯の「デザイアは今月、1800号、、、」が目に飛び込んできました。
まずは、1800号、おめでとうございます。
それだけ多くの読者に支持されてきたということの証明であり、素晴らしいですね。
読んでみて納得。
このお話もそうだけど、ハーレクインの小説って、どれも結末はヒロインが幸せになれるというお約束があるんですね。
読後感が良いというのも多くの人に愛されてきた理由なのもしれません。
このお話は、いわば「現代版ロミオとジュリエット」といえます。
長年、敵対関係にある両家のヒーローとヒロインがラスベガスの情熱の一夜のために一時的に結婚し、翌朝、ヒロインは彼から逃げ出してしまうー。
彼はずっとヒロインを想い続けて、彼女と約束した「結婚契約を破棄する」という書類を内緒で提出しなかった。
ヒロインはとっくにその「結婚が無効」になっているものと信じ、他の男性とまさに結婚式を挙げようとしていた矢先、ヒーローが現れて結婚式は取りやめとなる。

まさに、映画のような冒頭シーン。
ストーリーとしては先は読めてしまうものの、楽しく最後まで読み終えました。
ただ、冒頭とラストの方に少しだけ出てきたヒロインと結婚するはずだった男性ートッドか少し気の毒にも思えます。
精悍で男らしい魅力あふれるヒーローとは対照的に描かれていたけど、ホンネとしては、このトッドを主人公にした後日譚ー恋に破れた傷心の彼が今度こそ彼の良さを理解してくれる運命の女性とめぐり逢うお話を読みたい。
読者のワガママだと思いますが、そんなスピンオフがあれば素敵ですね。

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2018年04月05日

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