あらすじ
叱りつけなくても、細かく指示出ししなくても、「肯定」と「賞賛」で子どもは劇的に変わります! イライラ子育てが今日から変わる、目からウロコのアドバイス! お母さんの悩みを一気に解決する本。
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Posted by ブクログ
『子育てプリンシパル』が行動分析学による軽い育児エッセイであるのに対して、この本は行動分析学による育児マニュアルだ。
(例)
・片付けを教えるには10個片付けるとしたら親が7個片付けて、子供に3個片付けさせる。そして子供を大げさなぐらい褒める。
・約束を破ったことを叱るより、約束を守ったことを大げさに褒める
・「できて当たり前」と考えずに、徹底的に褒めて強化する
・子供の執拗な性器いじりは、性器をいじった後に必ず手を洗わせるなど「面倒な行動(嫌子)」を与える
・電車で騒ぐ子供だったら、騒いだら即座に電車から降りる。
電車で騒いだら必ず降ろされると学習させる
・性格や遺伝のせいにせずに、具体的な行動を特定して対処する
・どんな子供に育ってほしいか、具体的行動として言えるようにする
(△やさしい子、◯電車で席を譲れる子、◯弟の面倒を見られる子 など)
Posted by ブクログ
○臨床心理士の実学者である奥田氏による、行動分析学に基づく教育関する著作。
○具体的な子育て(しつけ?)に関する相談事例を元に、質問への回答という形で、著者の考えやアドバイスを紹介。
○「アメとムチ」ではなく「アメとアメ無し」との考え方など、当たり前にやってしまいそうなことを、行動分析額の観点から客観的に指摘、解説。
○単純に「甘やかす」とか「厳しい」といった判断基準ではなく、子どものそのときどきの行動・状況を分析し、「なぜそのようなことをするのか」を「自問自答(口に出してはいけない)」したうえで、望ましい対応をする必要がある。分かっていても難しいと思うが・・・
○著者のいう「どういう大人になってもらいたいか」という問いへの答えを考えることこそ、子育ての基本であるということを再認識。
Posted by ブクログ
『叱る』よりも『褒める』ことで子どもを育てよう~という内容です。
子どもって、毎日やって欲しくないことばっかりやっているもの。叱ってしまうのって手っ取り早くて、怒鳴りつけて子どもが言うことを聞けば自分のイライラも解消されたりするけれど、そこをぐっと我慢して褒めるって…結構辛い…。
褒めるためには子どもをよく見ていなければならないし、親としては我慢がしんどいけど、褒められて出来るようになるならやっぱりその方がいいことだよなぁって思います。
以下本文より抜粋
やってほしい行動の直後に「子どもにとっていいこと」(親の褒め言葉など)を伴わせ、
やってほしくない行動の直後に「子どもにとって嫌なこと」「面倒なこと」(遊びを中断させるなど)を伴わせていけばいいのです。
約束を破ったときに叱るよりも、できたときに必ず褒める方が効果的です。
子どもが真剣にやったことなら、褒めポイントを探して百通りの言葉で褒めましょう
子どもが約束を破ったときにはイエローカードではなく、レッドカードを出しましょう
例:車内で騒ぐなどの問題行動が見られた時に「今度やったら電車を降りて帰る」と宣告したならば、本当にそれを守ること。
親が本気でやらなければ子どもは破っても許されると思ってしまう。脅しで逆効果。