【感想・ネタバレ】本で床は抜けるのかのレビュー

あらすじ

大量の本を抱えて引っ越し、「床抜け」の不安に襲われた著者は、解決策を求めて取材を開始。井上ひさしや草森紳一らの事例を調べ、床が抜けてリフォームした人、蔵書をまとめて電子化や処分した人、私設図書館や書庫を作った人、等々を訪ね歩き、「蔵書と生活」の快適な両立は可能かを探る。愛書家必読のノンフィクション。〈解説〉角幡唯介

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Posted by ブクログ

ネタバレ

答えは、抜ける、でいいんだろうな。そのリスクは高く、運よく無事なだけという蔵書家が多い印象。なんだか切ないオチがついて終わった。実情に基づいて冷静に判断すれば、本への執着心は病的にさえ感じるが、紙書籍派からすると笑いごとではない。死後、残された蔵書がどのような扱いを受けるかで、持ち主の性格も透けて見える。その意味で、草森紳一は、家族や友人たちに愛される変人であったことがよく伝わってきた。

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2022年03月05日

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