あらすじ
ニッポンの保育の未来を変える!
日本を代表する女性起業家が綴った、小さな組織を大きく成長させるまでのストーリー。
岩盤規制を乗り越えてベビーシッター業界No.1、保育施設全国210カ所!(2018年3月時点)
質の高いナニー(ベビーシッター)を養成し、従業員4000人を擁するポピンズ。
保育所運営でも大手の一角をなし、在宅介護関連サービスにも事業を拡大する。
本書は、その創業者が平坦ではなかったこれまでの道のりを綴るもの。巻末には後継社長との
対談を挿入し、日本の保育界が抱える待機児童対策などの課題や将来への提言も盛り込んだ。
★ 日本を代表する女性経営者、山あり谷ありの起業ストーリー
株式会社として福祉の世界に参入したポピンズと著者が、「なぜダメなのか?」
という素朴な思いから数々の規制や業界慣習と闘い、それらを大胆に打ち破り
時には失敗も重ねて成長してきた経緯を語る。
★ 難題を乗り越えるリーダーシップのあり方を実体験から提示
女子アナ出身、経営の素人だった著者は、素人ゆえの発想力と持ち前のバイタリティで、
業界初の取り組みを興した。著者の実践は、壁に当たっている人々の背中を押し、
勇気を与えてくれるメッセージとなる。
★ 数々の名経営者とのエピソードや心に残る金言の数々
文中には、小倉昌男、松下幸之助、本田宗一郎など薫陶を受けた名経営者の金言や
日ごろ大切にしている信条など、心にぜひ止めておきたい言葉を織り交ぜた。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とてもおもしろかった!!
長男がたまたま入れたポピンズの認可園に6年間通っており、その間、本当に最高の保育を受けられたと感謝していたことで、本を手に取りました。日々の対応、トラブルがあったときの対応、園でのプログラム、どれをとってもスタッフに理念が行き届いていることが感じられ、素晴らしい対応に感嘆しておりました。長女は長男よりも1年遅く保育園に入園予定ですが、長男がポピンズで受けた「エデュケア」とが同等のものを家でも経験してほしい、という思いです。ポピンズのサービスへの賛辞になってきてしまっていますが、この本は、そのようなポピンズを一代で築き上げた中村紀子さんの自伝的な本です。もとは、テレビ朝日のアナウンサーだったんですね。持ち前の行動力と自信と、名だたる企業家との人脈で、道を切り拓いていく様は読んでいて爽快でした。本当にすごい人です。
ポピンズの緑のエプロンと花柄のブラウスは、大阪の花博で作られたものだったんですね。
応じられない値下げ要求には応じない。クオリティを維持していればそれを評価、支持してくれる利用者が助けてくれる。その信念のおかげで今があるんですね。
働く母親が、大事な我が子が日中の大半を過ごす環境に、どんなものを望むか。それを非常にわかってくれています。細部まで目が行き届くことはもちろんのこと、ポリシーを持った教育をも受けさせてくれる。どうかこれからも、新しいことにチャレンジしつつ、高い水準、高い信頼を維持していってほしいです。