【感想・ネタバレ】王太子の溺愛～王女は二度、囚われる～のレビュー

栢野すばる / 角砂糖

ガルナ王国の王女メイエは七歳の時、隣国サレンディア王国へ人質として差し出された。囚われの身となり、修道院で暮らすが、修道女たちから虐待を受ける過酷な日々が続いた。心を閉ざし、死の恐怖に怯える毎日。そんなある日、王太子エルシオンが訪れて、和平が成立して友好による縁談が決まったと告げられる。メイエはサレンディア王国の王太子妃となり、エルシオンによって大切にされる日々が始まった。エルシオンに対し、恐怖から思慕の念を抱くようになったころ、エルシオンがよそよそしくなったように感じ始める。そして麗しい妃がやって来るという話を聞いてしまい、悲しみに暮れるメイエは自分の気持ちを伝えようと心に決めるのだが――

[ぬぬぬ · ★★★★☆]

あたたかいお話

かなり長い間虐げられてきた王女が痛々しい。
そんな王女を温かく見守る王太子にキュンとします。
短編なので、通勤時間で読破しました。
なので、ふたりの距離が近まっていくエピソードがもう少し欲しかったなぁ。

[aya · ★★★★☆]

短いのが残念！

作者さん買いです。短編ですのであっという間に終わってしまいますが、お話はすごく良い！ヒロインのあまりにかわいそうな境遇から、ヒーローに救われて愛されて次第に心を通わせていく様子が描かれています。もっと長くして、ヒーローがヒロインを好きになっていく過程なんかがあればなーと。最後はヒロインはヒーローと子ども達と幸せに暮らしているのでホントに良かったなぁと思えました。

[りんご · ★★☆☆☆]

短すぎ

不遇な王女様が虐待されて育ち、他国の王太子と結婚して愛される…と言うよくあるストーリーなのですが、短いせいかお話が駆け足で物足りない感があります。王女が本当に精神的に幼くて、萎縮しているので、彼女に惚れ込む王太子の気持ちに感情移入が難しいところも。そしてそんなに幼い王女に欲情していいの？精神的ロリコン？と感じてしまいました。
エピローグを見ると、その後ちゃんと成長した幸せになった王女が出てくるので、もう少しお話が長くてキャラクターをしっかり描けていれば良かったです。

＃ほのぼの ＃切ない